霧を払ってくれたあなたは、きっと分かっている。
まぁ単純に年齢のせいで、そこだけ抜けてしまっている可能性は十分にあるが私は謎の違和感を感じている。

もうひとつは霞さんと出会った時に、お父さんのことを聞いていないことについてだ、あの時私がひいおばあちゃんの孫だってことを明かした時、過去にお父さんが霞さんに会っているんならお父さんのことも話に上がってくるはずだ。

なのにあの時話に上がらなかったということは、霞さんは私に何か隠していることがあるのかもしれない。

…たが、それはまだ私も完全に信用していないって言うことあるかもしれないが。

色々な考察を頭の中で巡らせていると、お父さんが眉を少し下げてながら困ったように私のことを見ていた。

「でお父さんに対しての要件はそれか?なにか別の要件があるんじゃないか?」

ハッとしたように本来の目的を思い出す。

なぜ霞さんが泣いていたのかについてお父さんに聞くことが目的だったことをお父さんの発言によってその事を頭から完全抜けていた。

「いや霞さんのこともっとひいおばあちゃんから何か聞いていないかなーって」

霞さんの泣いている原因を探しているんだとか、言うのも一つの手かもしれないがそれはたとえ霞さんがあの夢の中で誰とでも会わないからって勝手にその事を人に伝えるのは少し失礼な気がするので今回は、言い方を変えてお父さんに聞いてみた。


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