霧を払ってくれたあなたは、きっと分かっている。
「まぁそれは…内緒」

と言いさっきと同じようにこちょこちょされる訳には、行かないので恵美に追いつかれないようにそそくさと私は先に学校へ向かって走っていた。

「あちょっと、コラーまてー」

と軽く笑いながら恵美がこちらに走ってくるのが見えたため私達は、軽い追いかけっこをしながら学校の通学路を駆け抜けて行った。

私達は、走ったおかげでいつもよりも早めの時間に登校できたが、息は上がっておりお互い目を合わせながらぜぇぜぇと言い走り疲れていた。

運動部に入ってるわけでもないので体力もあまりなく全力疾走したらすぐに息を切らしてしまう。

どこかで体力でもつけた方がいいのだろうか。

互いにまた目を合わせて靴箱の方へ向かい慣れた仕草で外靴から上靴に履き替えると恵美は、急に慌て初めて何かを我慢しているような口調で私の方を見ていた。

「ちょっと私、トイレ」

と私に言い背を向け近くにあった学校のトイレに飛び込んで行った。

多分さっき走ってる時からずっと我慢していたんだろう。

まぁずっと待っていてもいいが、荷物が重いので恵美には悪いが先に行かせてもらうとしよう。

「恵美先に教室に行ってるねー」
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