霧を払ってくれたあなたは、きっと分かっている。
「もう霧美は、毎回遅いんだから」

「まぁまぁ母さん話は、後にして冷める前に早く食べよう」

「それもそうね」

お父さんがお母さんをなだめてくれたお陰でいつもの注意も逃れる事ができた。

お父さんナイス!っと口には、出さず心に留めておいた。

「じゃーみんな手を合わせて、いただきます!」
「「いただきます!」」

お父さんの唱和を共に家族全員で言った所で、全員晩御飯に手を付け始めた。

弟の高校への進学は、どうするや、お父さんが今度出張があるなど話している中、ふとリビングのテレビのニュースが目に入った。

どうやら戦争の歴史に関する番組で第二次世界大戦中での人々の暮らしを紹介しているようだ。

映像にややノイズが混じって見にくいが、人々が核から逃れるために防空壕に入って行っているシーンや、特攻隊を人々が見守りながら戦地へ飛び去っていくシーンなどが流れてこんな事が、本当にあったのかと思った。
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