京都弁男子に溺愛されています〜憧れの小説作家は気になる彼でした〜

11月17日

 十一月になり、寒さが厳しくなってきた。
 今月は伊織の誕生日があるので、お祝いするために寧々はあれこれ考えていた。

 同僚の岩澤にプレゼント選びを付き合ってもらい、自分の目で確かめたものを購入した。
 伊織は小説作家だから、名入りの万年筆にしたのだ。約二万円ほどする高級なものだが、伊織が喜んでくれるならそれでいい。

 伊織の誕生日は十七日だ。その日は残念ながら平日なのでデートはできない。寧々が有給を取ると言ったが、伊織はそれをよしとしなかったので当日は夜限定のおうちデートになった。

 そして、迎えた十七日。
 寧々はそわそわしながら一日を終えた。少し残業することになったが、それも終わり十九時過ぎには家に着いた。
 伊織が料理の下ごしらえをしてくれていたので、あとは寧々がやるだけだ。
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