京都弁男子に溺愛されています〜憧れの小説作家は気になる彼でした〜
 ローストビーフは意外と簡単に作れる。まず、牛ブロックの肉にフォークで数箇所穴を開けて、塩コショウをする。
 オリーブオイルを敷いたフライパンを熱し、肉全体を数分焼く。焼き色がつくまでトングで掴み焼くのがポイントだ。
 それからジッパーに入れて空気を抜き、炊飯器の保温モードを使い約五十分ほど保温する。
 タレはにんにくおろしと玉ねぎおろし、しょうゆと砂糖を混ぜて完成。

 手巻き寿司はあらかじめ具材を切ってくれているので、混ざらないように器を変えて具材を盛り付ける。
 酢飯を作るので、炊いてから桶に移しておいた白米にお酢と砂糖、塩を少々入れてよく混ぜる。
 全体にお酢が行き渡ったら完成だ。

 今度は保温したローストビーフを取り出して、ジッパーに入れたまま氷水で冷やす。十分冷えたらカットしてお皿に盛り付ける。タレをかけたらできあがり。

 お皿をどんどんテーブルに運んでいく。
 今日は伊織の誕生日ということもあり、ワインを開けた。

「伊織さん、準備できたよー」
「おおきに」

 二人でテーブルを囲み、ちょっと豪華なおうちディナーを楽しむ。
 手巻き寿司なんて本当に久しぶりだ。のりに酢飯を適量のせて、マグロの切り身を二切れ挟みくるくる巻いていく。
 しょうゆを垂らしいただく。酢飯とマグロの相性は抜群にいい。
 ローストビーフの焼き加減は自分で見てもよくできていると寧々は思う。タレをつけて一思いにいただく。牛肉と味の濃いタレが絡んで肉のおいしさを引き立てている。とてもおいしい。

「手巻き寿司もローストビーフもおいしいね」
「そやなあ。ちょっとリッチな気分やね」
「それがごちそうのいいところだよ」

 談笑しながら豪華なディナーを味わう。外で食べるディナーもいいが、こうして自分達のペースで楽しめるおうちディナーも至高なのだ。
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