京都弁男子に溺愛されています〜憧れの小説作家は気になる彼でした〜
 思い出のものはそれなりにあって片付けるのに苦労したが、後悔はしていない。寂しさはあれど、その感情はもう拓也には届かないのだから。

 昼から始めた掃除は家全体を片付ける方向にシフトチェンジして、一気に片付けたから綺麗になってだいぶスッキリする。
 換気しているおかげで風がそよいで気持ちいい。適度に汗を流して運動したからか、マイナスな気持ちもいくらか楽になった。
 シャワーを浴びて汗を流した。澱んだ感情も全て溶けて消えてしまえばいいのにと願いながら。

 お風呂から出て軽くストレッチした後、寧々は夜ご飯を作ることにした。料理が好きな寧々は、度々拓也や友人を招いてご飯を作って振る舞っていたのだ。
 友人達とはこれまで通り時間を過ごせるが、拓也とはそうもいかない。
 また拓也のことを考えていると気づき、嫌な気持ちになる。寧々は気持ちごと切り替えるように、頭を振った。
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