京都弁男子に溺愛されています〜憧れの小説作家は気になる彼でした〜
 あっという間に食べ終わり、寧々はお腹いっぱいになった。メロンソーダフロートも飲み終わり、器は空になる。

「ふう、お腹いっぱい」
「よかった」
「そうだ、ちょっとスマホ触っていい?」
「どうぞ」

 寧々はメッセージアプリのアイコンを変えることにした。今はキャラクターものだが、先ほど写真に収めたメロンソーダフロートをアイコンにしよう。背景はもちろん今日のあじさいだ。
 明るさを調整したりトリミングして、アイコン用に編集する。ちょうどいい具合にしたところで設定が完了した。

「よし、これでOK」
「なにしたん?」
「メッセージアプリのアイコン変えたの」
「そうなんや、見てみよ」

 伊織はスマホで確認したらしい。寧々の新しくなったアイコンを見て、伊織はくすくす笑った。

「これ、今日のやつやん、むっちゃ嬉しい。そうや、俺も同じにしてもええ?」
「お揃い? 清水さんは嫌じゃないの?」
「嫌やったら言わへんよ。寧々ちゃんはどうなん?」
「……嫌じゃないよ。嬉しい」
「ん、俺もや」

 伊織もスマホを操作してアイコンやらを変えるらしい。
 数分もしないうちに設定できたようで「寧々ちゃん見てや」と言ってきた。

「コーラフロートにあじさいだ」
「お揃いやもん」
「ふふ、そうだね」

 伊織とくすくす笑い合い、楽しいひとときを過ごすことができて嬉しかった。
 今はただの友達だが、少しずつ男女の仲になれたらいいなと思う。
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