京都弁男子に溺愛されています〜憧れの小説作家は気になる彼でした〜
「まずはどこから行く?」
少ししてようやく落ち着いてきた寧々は、周りを物色している伊織に尋ねた。
「寧々ちゃんはどこから見たい?」
「私は……」
辺りをきょろきょろ見て、目当ての店があるか確認すると、斜め向かいのところにあったので「あそこ行きたい」と笑顔で言った。
「ぶどうあめね、行こか」
「うん」
伊織がぶどうあめを二つ買った。一つは寧々に、もう一つは自分用に。寧々は財布を取り出すと、伊織に固辞された。
「でも」
「ええから。かわええ寧々ちゃんにだけ、特別扱いさせて」
困る。そんな風に言われたら、どうしたって期待してしまう。
「寧々ちゃんはええ子やから、素直にうんって言えるやんな?」
「……うん」
「ふふ、ええ子やね」
目を細めながら微笑む伊織は、やはりごきげんで楽しそうにしている。
甘いぶどうあめはいつも以上に甘くて胸焼けしそうだ。
再び繋がれた手は大きくて、嫌でも意識してしまう。
少ししてようやく落ち着いてきた寧々は、周りを物色している伊織に尋ねた。
「寧々ちゃんはどこから見たい?」
「私は……」
辺りをきょろきょろ見て、目当ての店があるか確認すると、斜め向かいのところにあったので「あそこ行きたい」と笑顔で言った。
「ぶどうあめね、行こか」
「うん」
伊織がぶどうあめを二つ買った。一つは寧々に、もう一つは自分用に。寧々は財布を取り出すと、伊織に固辞された。
「でも」
「ええから。かわええ寧々ちゃんにだけ、特別扱いさせて」
困る。そんな風に言われたら、どうしたって期待してしまう。
「寧々ちゃんはええ子やから、素直にうんって言えるやんな?」
「……うん」
「ふふ、ええ子やね」
目を細めながら微笑む伊織は、やはりごきげんで楽しそうにしている。
甘いぶどうあめはいつも以上に甘くて胸焼けしそうだ。
再び繋がれた手は大きくて、嫌でも意識してしまう。