京都弁男子に溺愛されています〜憧れの小説作家は気になる彼でした〜
今日は土曜日だが、午前中なら家の近くの病院はやっていたはずだ。病院に行く前にホームページで確認すると、やはり営業しているようなのでネットで予約をしておいた。
そこで伊織からメッセージが届いた。デートのお誘いかと期待したが、そうではなかった。今日はなにしてる? といった内容だった。
寧々は正直に体調不良でこれから病院へ行くことを伝えると、すぐに電話がかかってきた。
「清水さん、おはよう」
『おはよう。寧々ちゃん体調大丈夫なん? 熱は測った?』
寧々は微熱があることと喉の痛みを伝えた。
すると、伊織は喉が痛いのに電話かけてごめんと謝罪した。熱があることも心配かけたようで、病院に行くと聞いてそこは安心してくれたようだ。
寧々の身体を労って、電話はすぐに終わった。しんどい時こそ好きな人の声を聞くと少しでも元気が出るのだから、恋とは本当に不思議なものだ。
寧々は重たい身体をどうにか動かして病院へ向かう。近所の内科は混み合っており、喧騒が頭に響く。
辛抱強く待ち、寧々の名前が呼ばれてようやく受診となった。
診断結果は疲労からくる夏風邪のようだ。数日はゆっくり休むよう言われたので、月曜日は有給を取ろう。一週間分の薬が出たので、薬局に寄って薬をもらい家に帰宅する。
体調を気にかけてくれている伊織にメッセージを打つと、数分もしないうちに返信がきた。
【夏風邪かあ。寧々ちゃんは頑張り屋さんやから心配になるわ。今日明日はゆっくり休んで養生してください】
こちらを気づかう伊織の優しさが身に沁みる。こうして人の優しさに触れるのはなんとも面映くて心地よい。
『色々気づかってくれてありがとう。ちゃんと身体を休めます。また今度会おうね』
そう返して処方された薬を飲むと、伊織から返信がきた。寧々はベッドに横になり、スマホを確認する。
【寧々ちゃん、ほんまに大丈夫なん? ご飯はちゃんと食べた? もしよかったら寧々ちゃんの家行こか?】
まさかの文言に寧々は目を丸くする。迷惑をかけようとしてそのように言ったわけではないのに。
『大丈夫、ただの風邪だから』
【やっぱり心配やから行く】
大丈夫だからこなくていいよと返したのだが、一向に既読がつかない。もしかしたら、本当に家まで来るかもしれない。
以前車で送ってもらった時に伊織の地図アプリに住所を登録したから、来ようと思えば来れるはずだ。
最悪なことに、今の寧々は寝巻きだ。いくら熱があるとはいえ、好きな人にこんなだらしない姿を見られるのは乙女心が傷つく。かといって着替える体力もなかったので、寧々は諸々諦めることにした。
マスクは既に装着済みだ。こうなったら伊織が来るまで横になっていよう。
そこで伊織からメッセージが届いた。デートのお誘いかと期待したが、そうではなかった。今日はなにしてる? といった内容だった。
寧々は正直に体調不良でこれから病院へ行くことを伝えると、すぐに電話がかかってきた。
「清水さん、おはよう」
『おはよう。寧々ちゃん体調大丈夫なん? 熱は測った?』
寧々は微熱があることと喉の痛みを伝えた。
すると、伊織は喉が痛いのに電話かけてごめんと謝罪した。熱があることも心配かけたようで、病院に行くと聞いてそこは安心してくれたようだ。
寧々の身体を労って、電話はすぐに終わった。しんどい時こそ好きな人の声を聞くと少しでも元気が出るのだから、恋とは本当に不思議なものだ。
寧々は重たい身体をどうにか動かして病院へ向かう。近所の内科は混み合っており、喧騒が頭に響く。
辛抱強く待ち、寧々の名前が呼ばれてようやく受診となった。
診断結果は疲労からくる夏風邪のようだ。数日はゆっくり休むよう言われたので、月曜日は有給を取ろう。一週間分の薬が出たので、薬局に寄って薬をもらい家に帰宅する。
体調を気にかけてくれている伊織にメッセージを打つと、数分もしないうちに返信がきた。
【夏風邪かあ。寧々ちゃんは頑張り屋さんやから心配になるわ。今日明日はゆっくり休んで養生してください】
こちらを気づかう伊織の優しさが身に沁みる。こうして人の優しさに触れるのはなんとも面映くて心地よい。
『色々気づかってくれてありがとう。ちゃんと身体を休めます。また今度会おうね』
そう返して処方された薬を飲むと、伊織から返信がきた。寧々はベッドに横になり、スマホを確認する。
【寧々ちゃん、ほんまに大丈夫なん? ご飯はちゃんと食べた? もしよかったら寧々ちゃんの家行こか?】
まさかの文言に寧々は目を丸くする。迷惑をかけようとしてそのように言ったわけではないのに。
『大丈夫、ただの風邪だから』
【やっぱり心配やから行く】
大丈夫だからこなくていいよと返したのだが、一向に既読がつかない。もしかしたら、本当に家まで来るかもしれない。
以前車で送ってもらった時に伊織の地図アプリに住所を登録したから、来ようと思えば来れるはずだ。
最悪なことに、今の寧々は寝巻きだ。いくら熱があるとはいえ、好きな人にこんなだらしない姿を見られるのは乙女心が傷つく。かといって着替える体力もなかったので、寧々は諸々諦めることにした。
マスクは既に装着済みだ。こうなったら伊織が来るまで横になっていよう。