総長の愛が、重すぎる
「帰る」
「うん」
「今日はずっと手、つなぐ」
「命令みたいに言わないで」
「命令じゃねぇ」
蓮はひまりを見て、少しだけ笑う。
「お願い」
その不器用すぎる一言に、ひまりはとうとう負けた。
「……それなら、いいよ」
夕焼けの廊下を、二人で並んで歩く。
後ろからは、また総長だけずるいと騒ぐ声が聞こえてきた。
でも蓮は一度も振り返らなかった。
つないだ手に力を込めたまま、ひまりだけを見ていた。
まるで本当に、誰にも渡さないと誓うみたいに。
「うん」
「今日はずっと手、つなぐ」
「命令みたいに言わないで」
「命令じゃねぇ」
蓮はひまりを見て、少しだけ笑う。
「お願い」
その不器用すぎる一言に、ひまりはとうとう負けた。
「……それなら、いいよ」
夕焼けの廊下を、二人で並んで歩く。
後ろからは、また総長だけずるいと騒ぐ声が聞こえてきた。
でも蓮は一度も振り返らなかった。
つないだ手に力を込めたまま、ひまりだけを見ていた。
まるで本当に、誰にも渡さないと誓うみたいに。