孤高の大富豪は優しい魔女に恋をする
マギーはシアに“ここに居て良いのか“と遠慮しながら聞いてきた。

シアはもちろんだと言った。

「ロブもほんの一週間前に泥んこになってこの家に来たのよ。マギーは二人目よ。それに妹のリリーはカナダの大学に行っていて、私はここで一人なのよ。ロブもマギーも一緒に暮らしてくれるなら寂しくなくて、大歓迎よ」

そう言ってマギーを抱きしめた。

ロブもワンと吠えてマギーに飛びついた。

里親の申請はすぐに通った。

マギーはシアの家から自転車で30分位の所にある中高一貫校に編入した18歳までの後2年半通う事になる。

スコットランドの学校の夏休みは6月末から8月中旬までで、その後新学期が始まる。

マギーはクリスマス休暇が明けてから新しい学校に通う事になった。

村もクリスマスの雰囲気で十一月になるとあちこちでクリスマスツリーやイルミネーションまた、駅前のバスターミナルではクリスマスマーケットも開催される。

マギーもロブもそんなクリスマスシーズンを楽しんだ。

マギーはクリスマス休暇が明けて学校に通いだした。

この頃にはマギーも少しふっくらとして年頃の女の子らしくなってきた。

シアの料理が大好きでこのまま行くとデブになると言って、悩んでいるのも可愛い。

冬の間はスクールバスを利用していたが、3月ごろからは友人もできたらしく自転車で通学したいと言ったので、シアとお揃いで赤い自転車を買ってやった。

可愛いと言ってマギーは愛車にキキと名付けていつもきれいに掃除をして大切に乗っている。

学校には楽しく通っているようだ。

休みの日でもその赤い自転車を乗り回している。

だから、シアの料理をたくさん食べても大丈夫なんだと言う事らしい。

店番もしてくれて買い物も赤い自転車に乗ってロブと出かけていく。

シアもとても助かっている。

クリスマスシーズンはショップにもたくさんお客様が来るので、マギーはショップには欠かせないスタッフになった。

シアはマギーに働いた分のアルバイト料を払ってやっている。

マギーは家の手伝いをするのは当たり前だからお金はいらないといった。

それをお小遣いにすればいいからと言ってシアはマギーが働いた分をきっちりと支払った。

そしてお小遣いが余ったらきちんと貯金をするのだと言って、銀行でマギーの口座を作った。
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