いちご色の恋予報♡
すると莉久が隣に腰を下ろした。

思っていたより、ずっと近い。

肩が触れそうで、呼吸まで意識してしまう。
学校では平気なふりができても、ふたりきりの部屋だと全部だめだった。

「緊張してる?」

「してない……ちょっとしか」

「うそ」

莉久が顔をのぞきこんでくる。
近い。近すぎる。

「耳まで赤い」

「莉久のせいだもん……」

小さく言うと、莉久は一瞬黙って、それから困ったように笑った。

「そういうこと言うと、ほんとにやばい」

いちかがきょとんとしていると、莉久はそっと手を伸ばし、いちかの指先に触れた。
やさしくからめるみたいに、手をつなぐ。

「学校だと我慢してるけど」

低い声が、静かな部屋によく響く。

「今日は近くにいたい」

その言葉に、いちかの胸がきゅっと甘く締めつけられる。

「……私も」

答えた瞬間、莉久の目がやわらかく細まった。
次の瞬間、ぐっと腰を引かれて、いちかは莉久の肩にもたれかかる形になる。

「え、えっ」

「動かないで」

「む、無理……」

「無理じゃない。かわいい」

耳元でそう言われて、いちかは完全に固まった。
でも、不思議といやじゃない。
むしろ、離れたくないと思ってしまう自分がいた。
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