いちご色の恋予報♡
莉久はそっといちかの髪を指でなでる。
まるで宝物みたいに、大事そうに。

「今日、ずっとこうしたかった」

「……ほんと?」

「うん。家に来るって聞いてから、何回も想像してた」

「っ……!」

「隣に座って、手つないで、くっついて」

そんなことを真顔で言われてしまって、いちかの頭は真っ白になる。

「莉久って、たまにすごいこと言う……」

「好きな子の前だから」

そのひと言が甘すぎて、いちかは思わず莉久の服の袖をつかんだ。

すると莉久が目を見開く。

「なに、それ」

「え?」

「離れたくないって顔してる」

図星をさされて、いちかはうつむいた。
そのまま小さくうなずくと、莉久はたまらないものを見るみたいな顔をした。

「……ほんと無理」

「な、なにが?」

「好きすぎる」

そう言うと、莉久はいちかをそっと自分のほうへ抱き寄せた。
今度はさっきよりも近くて、ちゃんと腕の中に包まれる。
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