先輩の愛に溺れる。
「でも、それでも」

彼の指が頬をなでる。

「お前が誰でも、どんな力を持ってても、俺が好きなのは変わらない」

セレナの目が熱くなる。

「守られるだけじゃ嫌なら、一緒に戦えばいい。怖いなら、俺のそばで震えてればいい」

その青い瞳が、どうしようもなくやさしい。

「だから、俺以外に助けを求める前に、先に俺を呼んで」

セレナはこくりとうなずいた。
胸がいっぱいで、言葉がうまく出てこない。

ルシアンはそんな彼女を見て、少しだけ安心したように微笑む。

「返事」

「……はい」

「もっとちゃんと」

少し意地悪な言い方なのに、声は甘い。

セレナは頬を赤くしながら、それでもはっきり言った。

「ルシアンだけです。頼りたいのも、好きなのも」

その瞬間、ルシアンの目が見開かれ、次いでひどく幸せそうに細められた。
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