明日になれば、きっと。
好きだから。
文化祭当日になった。
2人で話し合った日から、沢山の写真を撮ってきた。
真剣な顔も、周りに気にせず笑った顔も。
清水くんの前ではありのままでいることが許されているようで、心地よかった。
一通りの発表が終わり、自由時間になった。
私は、1人で写真部の展示場所に来ていた。
何枚か先輩の写真を見て、1年生のコーナーを見ると、私の写真が飾られている。
私のはずなのに、どこか違う人みたいでむずがゆい。
しばらく写真を見ていると、横から、
「いい写真だね。写っているのは君かな?」
話しかけてきたのは、プロのカメラマンだった。
もっと、カメラ目線で、キメ顔をした写真を撮る人が多いけど、この写真はカメラを気にせず、ありのままの自然体でいるのがテーマにあっていて、綺麗だと褒められた。
私ももちろん褒められたけど、何よりも、清水くんの写真が褒められているのが嬉しかった。
もう一度、写真に目を向ける。
きっと前の私なら、もっと綺麗に、笑って撮りたいと思っていたけど、ありのままの私を清水くんが見つけてくれた。
文化祭はあっという間に終わり、次の日からは普通の学校生活が始まった。
昨日のことが嘘みたいだ。
部活に行くと、清水くんが既にいて、カメラのレンズを拭いていた。
「きたよ。」
そう話しかけると「今気づいた」とでもいうように、こっちを見た。
「やっほ〜!ごめんね!集中してた。」
謝らなくていいのにな。本当に律儀な人。
「いいよ。よそ見して壊した方が大変だしね。」
そういうと、笑いながら「確かに。」と言った。
「そういえばさ、花城さん。また写真撮ってみない?文化祭も終わって、しばらくは何も無いからさ!」
写真か…そういえば、初めの頃に空を撮ったきり、カメラには触ってなかった。
前の私は、何を撮りたいかなんてなかった。
だけど、今は違う。撮りたいものがあるから。
「うん。撮ってみたい。」
前とは違う。自分の意思だった。
「じゃあ、何を撮りたい?」
私の返事を聞いて、嬉しそうに言った。
もう、迷わない。撮りたいものなんて一つだけだ。
「清水くんを撮りたい。いいかな?」
清水くんは今までで1番驚いていたと思う。
「俺?」
清水くんの他に、撮りたいものなんてない。
「うん。」
すると、考える素振りを見せて、
「なんで?」
と、聞いてきた。
こんなチャンス、きっともう二度とない。
前までの私なら、勇気を出せなかったけど、今は違う。
「好きだから。」
すると、少し戸惑って、「えっと…」と返事に困っていたから、続けて話した。
「清水くんは、自分にとって価値があると思うものを撮ってるんだよね。私は、清水くんが好き。それには価値があると思った。だから撮りたい。」
長い沈黙。やっぱりダメだったかな、と思っていると、清水くんが口を開いた。
「俺なんかでよかったら、喜んで。」
そう言って、出会った頃のように、とびっきりの笑顔で笑った。
2人で話し合った日から、沢山の写真を撮ってきた。
真剣な顔も、周りに気にせず笑った顔も。
清水くんの前ではありのままでいることが許されているようで、心地よかった。
一通りの発表が終わり、自由時間になった。
私は、1人で写真部の展示場所に来ていた。
何枚か先輩の写真を見て、1年生のコーナーを見ると、私の写真が飾られている。
私のはずなのに、どこか違う人みたいでむずがゆい。
しばらく写真を見ていると、横から、
「いい写真だね。写っているのは君かな?」
話しかけてきたのは、プロのカメラマンだった。
もっと、カメラ目線で、キメ顔をした写真を撮る人が多いけど、この写真はカメラを気にせず、ありのままの自然体でいるのがテーマにあっていて、綺麗だと褒められた。
私ももちろん褒められたけど、何よりも、清水くんの写真が褒められているのが嬉しかった。
もう一度、写真に目を向ける。
きっと前の私なら、もっと綺麗に、笑って撮りたいと思っていたけど、ありのままの私を清水くんが見つけてくれた。
文化祭はあっという間に終わり、次の日からは普通の学校生活が始まった。
昨日のことが嘘みたいだ。
部活に行くと、清水くんが既にいて、カメラのレンズを拭いていた。
「きたよ。」
そう話しかけると「今気づいた」とでもいうように、こっちを見た。
「やっほ〜!ごめんね!集中してた。」
謝らなくていいのにな。本当に律儀な人。
「いいよ。よそ見して壊した方が大変だしね。」
そういうと、笑いながら「確かに。」と言った。
「そういえばさ、花城さん。また写真撮ってみない?文化祭も終わって、しばらくは何も無いからさ!」
写真か…そういえば、初めの頃に空を撮ったきり、カメラには触ってなかった。
前の私は、何を撮りたいかなんてなかった。
だけど、今は違う。撮りたいものがあるから。
「うん。撮ってみたい。」
前とは違う。自分の意思だった。
「じゃあ、何を撮りたい?」
私の返事を聞いて、嬉しそうに言った。
もう、迷わない。撮りたいものなんて一つだけだ。
「清水くんを撮りたい。いいかな?」
清水くんは今までで1番驚いていたと思う。
「俺?」
清水くんの他に、撮りたいものなんてない。
「うん。」
すると、考える素振りを見せて、
「なんで?」
と、聞いてきた。
こんなチャンス、きっともう二度とない。
前までの私なら、勇気を出せなかったけど、今は違う。
「好きだから。」
すると、少し戸惑って、「えっと…」と返事に困っていたから、続けて話した。
「清水くんは、自分にとって価値があると思うものを撮ってるんだよね。私は、清水くんが好き。それには価値があると思った。だから撮りたい。」
長い沈黙。やっぱりダメだったかな、と思っていると、清水くんが口を開いた。
「俺なんかでよかったら、喜んで。」
そう言って、出会った頃のように、とびっきりの笑顔で笑った。