一か月だけの契約妻のはずが、恋愛経験ゼロの私を社長が溺愛してきます
私、車の中で眠ってしまったんだ。
けれど――。
「ゆ、夢……?」
思わず小さく呟いた。
胸がどきどきしている。頬まで熱い。
(……なんなの、今の夢)
自分でも信じられなくて、思わず俯いた。
すると、運転席から声がした。
「起きた?」
「……はい」
「疲れただろ?」
湊さんがバックミラー越しに私を見る。
「家に着くまで寝てていいよ」
くすっと笑う声がした。
「……ありがとうございます」
私はそう答えたものの、もう眠れそうになかった。
あんな夢を見てしまったせいだ。
きっと眠っていたのは、ほんの短い時間だったと思う。
なのに、どうしてあんな夢を見たんだろう。
湊さんと私と、サンちゃん。
そこに赤ちゃんまでいて――。
まるで、ずっと先の未来を見ているような夢だった。
(……まさか)
胸の奥が、また大きく跳ねる。
(願望……だったりする?)
そんなはずない。
だって私は、湊さんと一か月だけ一緒に暮らしているだけ。
それなのに。
どうして私は、あんな夢を――。
気になって仕方がなかった。
結局、家に着くまで私は一度も眠ることができなかった。
翌日。
けれど――。
「ゆ、夢……?」
思わず小さく呟いた。
胸がどきどきしている。頬まで熱い。
(……なんなの、今の夢)
自分でも信じられなくて、思わず俯いた。
すると、運転席から声がした。
「起きた?」
「……はい」
「疲れただろ?」
湊さんがバックミラー越しに私を見る。
「家に着くまで寝てていいよ」
くすっと笑う声がした。
「……ありがとうございます」
私はそう答えたものの、もう眠れそうになかった。
あんな夢を見てしまったせいだ。
きっと眠っていたのは、ほんの短い時間だったと思う。
なのに、どうしてあんな夢を見たんだろう。
湊さんと私と、サンちゃん。
そこに赤ちゃんまでいて――。
まるで、ずっと先の未来を見ているような夢だった。
(……まさか)
胸の奥が、また大きく跳ねる。
(願望……だったりする?)
そんなはずない。
だって私は、湊さんと一か月だけ一緒に暮らしているだけ。
それなのに。
どうして私は、あんな夢を――。
気になって仕方がなかった。
結局、家に着くまで私は一度も眠ることができなかった。
翌日。