氷の君に、恋の歌を。
第十七章
次の休みの日。
乃愛は朝からずっと鏡の前で落ち着かなかった。
いつもの制服じゃない。
放課後の教室でもない。
今日は蓮斗と、少し背伸びしたおしゃれな場所に行く約束をしている。
前に駅で、次の休みも空けとけって言われたときから、ずっと楽しみだった。
でも楽しみなぶん、緊張も大きい。
服も髪も、何度も確認してしまう。
変じゃないかな。
頑張りすぎて見えないかな。
そんなことばかり気にしていると、待ち合わせの時間になった。
駅前で待っていると、蓮斗が歩いてくる。
その姿を見た瞬間、乃愛の心臓がまた速くなった。
「おはよう」
「お、おはよう」
顔を上げたまま固まる乃愛を見て、蓮斗が少しだけ目を細める。
「今日もかわいい」
「っ……!」
会ってすぐそれは反則だ。
まだ何も始まっていないのに、もう胸がいっぱいになる。
乃愛は朝からずっと鏡の前で落ち着かなかった。
いつもの制服じゃない。
放課後の教室でもない。
今日は蓮斗と、少し背伸びしたおしゃれな場所に行く約束をしている。
前に駅で、次の休みも空けとけって言われたときから、ずっと楽しみだった。
でも楽しみなぶん、緊張も大きい。
服も髪も、何度も確認してしまう。
変じゃないかな。
頑張りすぎて見えないかな。
そんなことばかり気にしていると、待ち合わせの時間になった。
駅前で待っていると、蓮斗が歩いてくる。
その姿を見た瞬間、乃愛の心臓がまた速くなった。
「おはよう」
「お、おはよう」
顔を上げたまま固まる乃愛を見て、蓮斗が少しだけ目を細める。
「今日もかわいい」
「っ……!」
会ってすぐそれは反則だ。
まだ何も始まっていないのに、もう胸がいっぱいになる。