氷の君に、恋の歌を。
夜風が髪を揺らす。
その静かな時間の中で、蓮斗はゆっくり言葉を続けた。

「前から好きだった」

乃愛は息をのむ。

「今ももちろん好きだけど、たぶん前よりもっと好きになってる」

そのひと言ひと言が、まるで心に直接触れてくるみたいだった。

「乃愛が笑うたび安心するし、歌うとまた惚れ直すし、照れてる顔見ると離したくなくなる」

少しだけ照れたように息をつきながら、それでも蓮斗は止まらない。

「たぶんもう、想像してたよりずっと深く好きだ」

それはもう、ほとんど告白し直しだった。
最初に恋人になったときよりも、もっと静かで、もっとまっすぐで、もっと甘い。

乃愛の目が揺れる。
うれしくて、幸せで、胸がいっぱいになりすぎて苦しいくらいだった。
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