氷の君に、恋の歌を。
並んで歩いていると、ふいに蓮斗の手が乃愛の手を探るように触れた。
そしてそのまま、自然に指を絡めてくる。
「っ……」
「嫌か」
「嫌じゃないけど……」
「じゃあいい」
真顔のままなのに、どこか満足そう。
いつもより少しだけ強く握られる手に、乃愛の胸がくすぐったくなる。
「ほんとに機嫌いいんだね」
「乃愛のせい」
またその言い方。
でも今日は、少しだけ意味が違う気がした。
「私、何かした?」
そう聞いた瞬間、蓮斗が立ち止まる。
そして夕日に照らされた道の真ん中で、まっすぐ乃愛を見た。
「しただろ」
「え……」
「教室で」
その一言で、乃愛の顔が一気に熱くなる。
「あ……」
「自分からしてきた」
低い声で確認するみたいに言われて、心臓が跳ねた。
「それは……した、けど……」
「それがうれしかった」
あまりにも素直な答えに、乃愛は何も返せなくなる。
そしてそのまま、自然に指を絡めてくる。
「っ……」
「嫌か」
「嫌じゃないけど……」
「じゃあいい」
真顔のままなのに、どこか満足そう。
いつもより少しだけ強く握られる手に、乃愛の胸がくすぐったくなる。
「ほんとに機嫌いいんだね」
「乃愛のせい」
またその言い方。
でも今日は、少しだけ意味が違う気がした。
「私、何かした?」
そう聞いた瞬間、蓮斗が立ち止まる。
そして夕日に照らされた道の真ん中で、まっすぐ乃愛を見た。
「しただろ」
「え……」
「教室で」
その一言で、乃愛の顔が一気に熱くなる。
「あ……」
「自分からしてきた」
低い声で確認するみたいに言われて、心臓が跳ねた。
「それは……した、けど……」
「それがうれしかった」
あまりにも素直な答えに、乃愛は何も返せなくなる。