ぽっちゃりでもいいですか ~私と御曹司のダイエット日記~
私は誠さんが好き......。そんな誠さんから乞われて嬉しくないはずがない。
私はこくりと頷いて私の頬を包む誠さんの手にそっと自分の手を添えた。
「芙美」
あ、初めて呼び捨てにされた、と思った瞬間、やわらかくベッドへ押し倒された。誠さんの手は器用に動きワンピースのファスナーは下ろされ下着姿になった。恥ずかしくて腕で身を隠すとふっと誠さんが離れて部屋の照明を小さくしてくれた。
薄い闇の中で、誠さんが服を脱ぐ気配がした。
ゆっくりと誠さんが私に覆いかぶさる。首筋に小さなキスを繰り返す。くすぐったくて気持ちがいい。不意にブラの上から胸をこねられた。
「あっ」
自分の快感の火がそんなところにあるなんて知らないから声が出ること事態にびっくりする。ブラを取られたのがわかって一層恥ずかしくなる。自分が裸をさらしているという羞恥がさらに身体を熱くする。
全身熱かったけれど、特にショーツの中はとろけてしまいそうだった。私の知らなかった感覚が腰の辺りに渦巻いていて、自分ではコントロールできない。
すると、胸のいただきに柔らかいものが触れた。誠さんの舌が私の胸の頂を包んでいる。
「ひゃうっ」
こんなところにも火があるんだ。舌で責め立てられると絶え間なく声が出てしまって恥ずかしい。もっと続けていたいような。同時に足の間の熱がもどかしくて身をよじる。
その動きに反応したかのように誠さんの指がショーツに伸びてきた。ショーツの脇から指が入ってきてぐっと私の中に差し入れた。
「ああっ」
とろりと溶けたそこを指はかきまわしていく。もどかしかった部分を弄られてどんどん快感が膨れあがる。いやだ、知らない、こんなの。どうしよう。指は私の快感がびくんと大きく跳ねあがる部分を捉えた。
「やっ、ああんっ」
これが絶頂というものなんだろうか。腰の辺りに痺れるような快感が広がっていく。
「芙美、ごめん。もう」
かすれた誠さんの声が聞こえてきた。
同時に熱いかたまりが私の中に入ってくるのがわかった。きつい痛みがあったが誠さんがやさしく動き、次第に痛みも取れていった。
息を整えていくと誠さんの動きが早くなり、昇りつめたのがわかった。
誠さんは私の上に身体をあずけ、満足そうな声で芙美、と言った。
私は何だか胸がいっぱいになって誠さんの裸の背中をそっと抱きしめた。初めての人が誠さんでよかった、としみじみと思った。
翌朝、お互いに身支度を整えた後、ホテルの一階のレストランで朝食を食べた。私はコンソメスープとサラダ。
改めて誠さんと向き合うと昨日の夜のことを思い出して赤くなってしまう。
「芙美さん。今日、シンガポールについたら電話するから」
「あ、はい。気を付けて行ってきてください」
そうだった。誠さんと四日間とはいえ離れ離れになるのだ。なんだか急激に寂しくなってきた。誠さんは忙しいだろうから毎日電話なんてできないだろうな、とちょっとしゅんとしてしまった。
「くそう」
誠さんは低い声でそう言ったので、どうしたんだろう、と顔をあげた。
「芙美さん、飛行機の乗せてさらってしまいたいな」
「わ、私、飛行機に乗ったことないです」
とんちんかんな返事をしてしまう。誠さんは笑った。
「四日なんてすぐだよな。芙美さんも戸締りをきちんと。身体にも気を付けて」
なんだか小さい女の子のように扱われてくすぐったい。
「はい。誠さんも」
喋っていることはたあいないのに、お互いがまとう空気感が違う気がする。
ホテルを出て私は幼稚園に行く前に一度部屋に帰って着替える必要があった。
「じゃあ、お先に行きますね」
席を立って誠さんの隣りを通り過ぎる私の手を誠さんはつかんで動かなかった。
しばらくして離してくれて、笑顔で私を見た。
「じゃあな」
とだけ言った。私はこの笑顔を心の日記に刻まなきゃ、と思いながらレストランを後にした。
一旦、マンションに帰って着替えてからまた外に出る。
昨日の夜のことを思い出すと自然と頬が緩んでしまうので、仕事中は引き締めないと、そう思いながらどんぐり園への道を歩いていた。
園に入るとすぐに竹本さんが飛んできた。
「ふみちゃん、大変よ。今日、園に来たら門にこんなのが何枚も貼ってあったの」
竹本さんがすごく慌てているので何事かと渡された紙を見た。
【芙美は園児の親族をたぶらかす淫らな保育士】
【芙美は汚い手を使って結婚した 子供を任せられない】
【男に色目を使う極悪な保育士 芙美許すまじ】
そんな言葉が太い黒ペンで大きく書かれていた。渡された紙は一度はりつけたものをは剥がしたらしく、ボロボロになっている。
「私、早めに今日来てたから急いで剥がしたんだけど、結局他の保育士さんたちにもバレてしまって、ごめん芙美ちゃん」
頭がぼうっとしていた。誰が、なんでこんなことをするんだろう。
私は誰かの恨みを大きく買っている、ということだろうか。
竹本さんの「ごめんね、芙美ちゃん」という言葉にはっとして顔をあげる。
「ううん。剥がしてくれてありがとう」
私が取り乱したら事態は悪化するだろう。足が震えていたけれど、ぐっと力を入れてなんとか気持ちを落ち着かせる。
園に入らないわけにもいかない。仕事をしなくては。そろそろ園児たちも登園してくる。
更衣室に入ると私と竹本さん以外の保育士たちが集まっていた。
「やっぱり、おかしいと思ったのよ。交際ゼロ日婚とか」
「ほんとほんとできすぎよね。だって相手芙美さんでしょ。なんか汚い手を使ったからこんなことになるのよね」
「そうそう火のないところに煙は立たず、って言うしね」
私と竹本さんが入ってきたのに気づいてないらしい。しゃべっている声が耳にはいってくる。
皆そんな風に思ってたのか......と、ショックを受けずにはいられない。
気持ちを落ち着かせようとしていたのに、また暗い方へひっぱられる。
「あんたたち!同僚でしょ、そんな風にディスるのやめなさいよ!」
竹本さんがつかつかと彼女たちに向かって言った。
「えー、同僚って言ってもお。きっと私たちと町田さんってタイプ違うのよ」
「そうそうなんだかんだ玉の輿バリバリじゃない。私たちとは住む世界が違うっていうかあ」
「そうよね、抜け目ないよね」
さらに言い返そうとする竹本さんを手で制して首を振る。こういうときはなにを言っても好転しないものだ。
「芙美さん、ちょっと」
場をどうおさめようかと思っていたら更衣室の入口に立つ園長先生から呼ばれた。
私は促されるまま、園長室に異動した。
園長先生は自分の机の椅子に座ると私の目を見て言った。
「困ったわね。どうしてこういうことになったのか、芙美さんは心当たりあるの?」
私は首を振った。
「いいえ。皆目、見当もつきません」
「そう......。こういう事って隠しても洩れるものなのよね。最悪の場合、園児の父兄まで伝わるかもしれないわね」
「申し訳ありません。ご迷惑をおかけしてしまって」
乱れた保育士がいる、となったらどんぐり園の評判を落としてしまう。来年、入園する子供の数が減ってしまう可能性だってある。とんでもないことになってしまった。
私はこくりと頷いて私の頬を包む誠さんの手にそっと自分の手を添えた。
「芙美」
あ、初めて呼び捨てにされた、と思った瞬間、やわらかくベッドへ押し倒された。誠さんの手は器用に動きワンピースのファスナーは下ろされ下着姿になった。恥ずかしくて腕で身を隠すとふっと誠さんが離れて部屋の照明を小さくしてくれた。
薄い闇の中で、誠さんが服を脱ぐ気配がした。
ゆっくりと誠さんが私に覆いかぶさる。首筋に小さなキスを繰り返す。くすぐったくて気持ちがいい。不意にブラの上から胸をこねられた。
「あっ」
自分の快感の火がそんなところにあるなんて知らないから声が出ること事態にびっくりする。ブラを取られたのがわかって一層恥ずかしくなる。自分が裸をさらしているという羞恥がさらに身体を熱くする。
全身熱かったけれど、特にショーツの中はとろけてしまいそうだった。私の知らなかった感覚が腰の辺りに渦巻いていて、自分ではコントロールできない。
すると、胸のいただきに柔らかいものが触れた。誠さんの舌が私の胸の頂を包んでいる。
「ひゃうっ」
こんなところにも火があるんだ。舌で責め立てられると絶え間なく声が出てしまって恥ずかしい。もっと続けていたいような。同時に足の間の熱がもどかしくて身をよじる。
その動きに反応したかのように誠さんの指がショーツに伸びてきた。ショーツの脇から指が入ってきてぐっと私の中に差し入れた。
「ああっ」
とろりと溶けたそこを指はかきまわしていく。もどかしかった部分を弄られてどんどん快感が膨れあがる。いやだ、知らない、こんなの。どうしよう。指は私の快感がびくんと大きく跳ねあがる部分を捉えた。
「やっ、ああんっ」
これが絶頂というものなんだろうか。腰の辺りに痺れるような快感が広がっていく。
「芙美、ごめん。もう」
かすれた誠さんの声が聞こえてきた。
同時に熱いかたまりが私の中に入ってくるのがわかった。きつい痛みがあったが誠さんがやさしく動き、次第に痛みも取れていった。
息を整えていくと誠さんの動きが早くなり、昇りつめたのがわかった。
誠さんは私の上に身体をあずけ、満足そうな声で芙美、と言った。
私は何だか胸がいっぱいになって誠さんの裸の背中をそっと抱きしめた。初めての人が誠さんでよかった、としみじみと思った。
翌朝、お互いに身支度を整えた後、ホテルの一階のレストランで朝食を食べた。私はコンソメスープとサラダ。
改めて誠さんと向き合うと昨日の夜のことを思い出して赤くなってしまう。
「芙美さん。今日、シンガポールについたら電話するから」
「あ、はい。気を付けて行ってきてください」
そうだった。誠さんと四日間とはいえ離れ離れになるのだ。なんだか急激に寂しくなってきた。誠さんは忙しいだろうから毎日電話なんてできないだろうな、とちょっとしゅんとしてしまった。
「くそう」
誠さんは低い声でそう言ったので、どうしたんだろう、と顔をあげた。
「芙美さん、飛行機の乗せてさらってしまいたいな」
「わ、私、飛行機に乗ったことないです」
とんちんかんな返事をしてしまう。誠さんは笑った。
「四日なんてすぐだよな。芙美さんも戸締りをきちんと。身体にも気を付けて」
なんだか小さい女の子のように扱われてくすぐったい。
「はい。誠さんも」
喋っていることはたあいないのに、お互いがまとう空気感が違う気がする。
ホテルを出て私は幼稚園に行く前に一度部屋に帰って着替える必要があった。
「じゃあ、お先に行きますね」
席を立って誠さんの隣りを通り過ぎる私の手を誠さんはつかんで動かなかった。
しばらくして離してくれて、笑顔で私を見た。
「じゃあな」
とだけ言った。私はこの笑顔を心の日記に刻まなきゃ、と思いながらレストランを後にした。
一旦、マンションに帰って着替えてからまた外に出る。
昨日の夜のことを思い出すと自然と頬が緩んでしまうので、仕事中は引き締めないと、そう思いながらどんぐり園への道を歩いていた。
園に入るとすぐに竹本さんが飛んできた。
「ふみちゃん、大変よ。今日、園に来たら門にこんなのが何枚も貼ってあったの」
竹本さんがすごく慌てているので何事かと渡された紙を見た。
【芙美は園児の親族をたぶらかす淫らな保育士】
【芙美は汚い手を使って結婚した 子供を任せられない】
【男に色目を使う極悪な保育士 芙美許すまじ】
そんな言葉が太い黒ペンで大きく書かれていた。渡された紙は一度はりつけたものをは剥がしたらしく、ボロボロになっている。
「私、早めに今日来てたから急いで剥がしたんだけど、結局他の保育士さんたちにもバレてしまって、ごめん芙美ちゃん」
頭がぼうっとしていた。誰が、なんでこんなことをするんだろう。
私は誰かの恨みを大きく買っている、ということだろうか。
竹本さんの「ごめんね、芙美ちゃん」という言葉にはっとして顔をあげる。
「ううん。剥がしてくれてありがとう」
私が取り乱したら事態は悪化するだろう。足が震えていたけれど、ぐっと力を入れてなんとか気持ちを落ち着かせる。
園に入らないわけにもいかない。仕事をしなくては。そろそろ園児たちも登園してくる。
更衣室に入ると私と竹本さん以外の保育士たちが集まっていた。
「やっぱり、おかしいと思ったのよ。交際ゼロ日婚とか」
「ほんとほんとできすぎよね。だって相手芙美さんでしょ。なんか汚い手を使ったからこんなことになるのよね」
「そうそう火のないところに煙は立たず、って言うしね」
私と竹本さんが入ってきたのに気づいてないらしい。しゃべっている声が耳にはいってくる。
皆そんな風に思ってたのか......と、ショックを受けずにはいられない。
気持ちを落ち着かせようとしていたのに、また暗い方へひっぱられる。
「あんたたち!同僚でしょ、そんな風にディスるのやめなさいよ!」
竹本さんがつかつかと彼女たちに向かって言った。
「えー、同僚って言ってもお。きっと私たちと町田さんってタイプ違うのよ」
「そうそうなんだかんだ玉の輿バリバリじゃない。私たちとは住む世界が違うっていうかあ」
「そうよね、抜け目ないよね」
さらに言い返そうとする竹本さんを手で制して首を振る。こういうときはなにを言っても好転しないものだ。
「芙美さん、ちょっと」
場をどうおさめようかと思っていたら更衣室の入口に立つ園長先生から呼ばれた。
私は促されるまま、園長室に異動した。
園長先生は自分の机の椅子に座ると私の目を見て言った。
「困ったわね。どうしてこういうことになったのか、芙美さんは心当たりあるの?」
私は首を振った。
「いいえ。皆目、見当もつきません」
「そう......。こういう事って隠しても洩れるものなのよね。最悪の場合、園児の父兄まで伝わるかもしれないわね」
「申し訳ありません。ご迷惑をおかけしてしまって」
乱れた保育士がいる、となったらどんぐり園の評判を落としてしまう。来年、入園する子供の数が減ってしまう可能性だってある。とんでもないことになってしまった。