学園一の女に一目惚れされて
友達になりませんか?
ようやく訪れた平穏な日々に私は安堵しながら今日も学校に登校していた。
「おはよー、結芽」
「おはよー、心愛」
「聞いた?望美様が結芽の連絡先を聞いて回ってるって」
「えっ!?そうなの?」
「やっぱり、知らなかったか……そりゃあもう必死だよ。初めてなんじゃない?望美様が積極的に他者とコミュニケーションを取ろうとしてるの」
確かに一年の時はクールビューティー枠で外野を賑わせていたなと今更ながらに思う。
「連絡先くらい教えてください差し上げたら?お友達になりたいって意味かもしれないじゃない?」
「そうなのかな?……でも、初対面で『好き』って言ったんだよ?友達の意味なら、『友達になって』って普通に言うじゃない?」
「まぁ、それもそうね……」
「でも、連絡先くらいなら大丈夫かな?これ以上望美様ファンクラブを敵に回したくはないし」
そう言った瞬間、心愛の顔が自信に満ちた表情になり
「実はそう言うだろうと思って、望美様に声をかけてあるの」
と言った。
「なんで!?私が許可しなかったら、望美様無駄足だったらじゃん!」
「無理矢理にでも言わせるつもりだったから。ほら、望美様連絡先交換しても良いですって」
「本当?ありがとうございます」
「いいえー。それじゃ、ごゆっくりー」
ニヤニヤしながら去って行った心愛を見送り、望美が口を開いた。
「連絡先、交換してくださりありがとうございます」
スマホを取り出しながら望美がそう言った。
「い、いいえ……」
あまりに小柄な望美にはそのスマホは少々大きく感じる
。
交換した連絡先が入ったスマホを望美は両手で持って『ありがとうございます』と笑顔になった。
「どういたしまして、それじゃ……」
早急に去ろうとしたが、望美に腕を掴まれ逃げ場を失う。
「あ、あの……?」
「折角なら、同じクラスメイトですしご一緒に登校しませんか?」
「えっ!?そ、そんな……望美様を慕っていらっしゃる皆様が嫉妬してしまわれますよ」
「良いわ、そんなのわたくしが宥めますもの。だから、南雲さんには今、わたくしのことをどう思って居るのか素直な気持ちが聞きたいわ」
「す、素直な気持ちと言われましても……」
「わたくしのこと、嫌いかしら?」
今にも泣き出しそうな表情で見つめてくる望美に私は可愛いなんて思ってしまい、焦る。
「べ、別に……嫌いとかではなくて……」
私がそう言った瞬間、望美の表情が明るくなる。
「では、お友達としてなら如何かしら?」
「お友達?」
「えぇ、お友達。わたくしは恋人同士で居たい……でも、戸惑うのも無理はありませんわ。だから……」
「お友達として私と関わりたいと?」
「えぇ」
「……分かりました、お友達としてなら大丈夫ですよ」
「良いんですか?!ありがとうございます!」
心做しかジャンプをして喜んで居るように見えて、望美の一挙手一投足を可愛いと思ってしまう自分に正直戸惑う。
私と望美が仲良く教室に入室した瞬間、望美様ファンクラブの面々が押し寄せてくる。
「どういうことですか?」
「わたくしたち今日から、お友達になりましたの♪」
「お、お友達……!?」
「えぇ」
辺りは驚きに満ち、どよめく。
「あのクールビューティーな望美様が?」
「お友達なんて初めてなんじゃ?」
「狡い……!」
色んな感情が漂うこの空間で気まずい雰囲気のまま一日が始まった。
「おはよー、結芽」
「おはよー、心愛」
「聞いた?望美様が結芽の連絡先を聞いて回ってるって」
「えっ!?そうなの?」
「やっぱり、知らなかったか……そりゃあもう必死だよ。初めてなんじゃない?望美様が積極的に他者とコミュニケーションを取ろうとしてるの」
確かに一年の時はクールビューティー枠で外野を賑わせていたなと今更ながらに思う。
「連絡先くらい教えてください差し上げたら?お友達になりたいって意味かもしれないじゃない?」
「そうなのかな?……でも、初対面で『好き』って言ったんだよ?友達の意味なら、『友達になって』って普通に言うじゃない?」
「まぁ、それもそうね……」
「でも、連絡先くらいなら大丈夫かな?これ以上望美様ファンクラブを敵に回したくはないし」
そう言った瞬間、心愛の顔が自信に満ちた表情になり
「実はそう言うだろうと思って、望美様に声をかけてあるの」
と言った。
「なんで!?私が許可しなかったら、望美様無駄足だったらじゃん!」
「無理矢理にでも言わせるつもりだったから。ほら、望美様連絡先交換しても良いですって」
「本当?ありがとうございます」
「いいえー。それじゃ、ごゆっくりー」
ニヤニヤしながら去って行った心愛を見送り、望美が口を開いた。
「連絡先、交換してくださりありがとうございます」
スマホを取り出しながら望美がそう言った。
「い、いいえ……」
あまりに小柄な望美にはそのスマホは少々大きく感じる
。
交換した連絡先が入ったスマホを望美は両手で持って『ありがとうございます』と笑顔になった。
「どういたしまして、それじゃ……」
早急に去ろうとしたが、望美に腕を掴まれ逃げ場を失う。
「あ、あの……?」
「折角なら、同じクラスメイトですしご一緒に登校しませんか?」
「えっ!?そ、そんな……望美様を慕っていらっしゃる皆様が嫉妬してしまわれますよ」
「良いわ、そんなのわたくしが宥めますもの。だから、南雲さんには今、わたくしのことをどう思って居るのか素直な気持ちが聞きたいわ」
「す、素直な気持ちと言われましても……」
「わたくしのこと、嫌いかしら?」
今にも泣き出しそうな表情で見つめてくる望美に私は可愛いなんて思ってしまい、焦る。
「べ、別に……嫌いとかではなくて……」
私がそう言った瞬間、望美の表情が明るくなる。
「では、お友達としてなら如何かしら?」
「お友達?」
「えぇ、お友達。わたくしは恋人同士で居たい……でも、戸惑うのも無理はありませんわ。だから……」
「お友達として私と関わりたいと?」
「えぇ」
「……分かりました、お友達としてなら大丈夫ですよ」
「良いんですか?!ありがとうございます!」
心做しかジャンプをして喜んで居るように見えて、望美の一挙手一投足を可愛いと思ってしまう自分に正直戸惑う。
私と望美が仲良く教室に入室した瞬間、望美様ファンクラブの面々が押し寄せてくる。
「どういうことですか?」
「わたくしたち今日から、お友達になりましたの♪」
「お、お友達……!?」
「えぇ」
辺りは驚きに満ち、どよめく。
「あのクールビューティーな望美様が?」
「お友達なんて初めてなんじゃ?」
「狡い……!」
色んな感情が漂うこの空間で気まずい雰囲気のまま一日が始まった。