高校時代の同級生にしっかりと溺愛されていました
あれから1ヶ月。
その日もお泊りするつもりで、潤くんの家にやってきていた。
いつものように晩御飯を食べた後、2人でリビングのソファーに座り、のんびりとネット配信ドラマを鑑賞していた。
すると、ふとこちらを向き直った潤くんが真剣な口調で、
「あのさ、引かないでね」と言う。
そそくさと隣の仕事部屋に入り、両手いっぱいはある割と大きな段ボール箱を持って戻ってきた。
首をかしげる私の向かいに座ると、
「あれからずっと考えてて。」
「あれから?」
どこからかさっぱりわからない。
もごもごと潤くんが口ごもる。
「あのね、借りたんだよね。」ひどく声が小さい。
もぞもぞごそごそと箱から取り出した潤くんの手には、
右手に恐らくは女性用の学生服。
そして、左手にはこれまた恐らく男性用の学生服。
「え、え?なんで??どういうこと?」
恥じらっている潤くんはとっても可愛い。
だが、今はそんな話ではない。
さすがに30歳も過ぎて制服はないんじゃないかと焦ってしまう。
「この前、お願いしたでしょ?」
と言いながら、女性用の制服を私の方に差し出してくる。
「確かに、話はしたけど、そのままこの話は終わったんだと思ってた。」言いながらも、目の前の制服を受け取る。
もちろん全く一緒ではないけど、ブレザーにプリーツ付きの裾の拡がったスカート。
思わずしみじみと眺めてしまった。
潤くんが手にしている男性物も、確かに近いものだと思う。
「いやぁ、良い時代だよね。
ネットで制服をレンタルできるんだよ。」
嬉々として、教えてくれる。
「へー、そんなことできるんだ。」
私の棒読みのセリフにも、制服に夢中の潤くんは気づかない。
きっと似たものをネットで探したんじゃないかと思う。
パソコンモニターにかぶりつく潤くんを想像してしまった。
しみじみと嬉しそうに私の顔と私が手に持っている制服を交互に見つめてくる。
「えーっと
レンタルっていうことは返さなくちゃ、ね。」
制服を潤くんの方に押し出しながら、
スクリーンに流れるドラマに戻ろうと視線を返す。
「お願い。
一度だけで良いから、着てもらえない?」
ソファーに座る私と画面の間に立ち、両手を合わせてくる。
「えー、やだよ。
もう私たち30代だよ!?」
「1回だけだから。ね。」
潤くんに真剣な顔をして拝み倒される。
「いやいやいやいやいや。」
やばい、このパターンはやばい。
普段お願いするのは私の方ばかり。
お願いされたら、イエスと言うしかないじゃない。
「1回だけだからね。」
なんだかんだと、潤くんのお願いには弱い。
リビングの隣の寝室へと押し込まれた。
その日もお泊りするつもりで、潤くんの家にやってきていた。
いつものように晩御飯を食べた後、2人でリビングのソファーに座り、のんびりとネット配信ドラマを鑑賞していた。
すると、ふとこちらを向き直った潤くんが真剣な口調で、
「あのさ、引かないでね」と言う。
そそくさと隣の仕事部屋に入り、両手いっぱいはある割と大きな段ボール箱を持って戻ってきた。
首をかしげる私の向かいに座ると、
「あれからずっと考えてて。」
「あれから?」
どこからかさっぱりわからない。
もごもごと潤くんが口ごもる。
「あのね、借りたんだよね。」ひどく声が小さい。
もぞもぞごそごそと箱から取り出した潤くんの手には、
右手に恐らくは女性用の学生服。
そして、左手にはこれまた恐らく男性用の学生服。
「え、え?なんで??どういうこと?」
恥じらっている潤くんはとっても可愛い。
だが、今はそんな話ではない。
さすがに30歳も過ぎて制服はないんじゃないかと焦ってしまう。
「この前、お願いしたでしょ?」
と言いながら、女性用の制服を私の方に差し出してくる。
「確かに、話はしたけど、そのままこの話は終わったんだと思ってた。」言いながらも、目の前の制服を受け取る。
もちろん全く一緒ではないけど、ブレザーにプリーツ付きの裾の拡がったスカート。
思わずしみじみと眺めてしまった。
潤くんが手にしている男性物も、確かに近いものだと思う。
「いやぁ、良い時代だよね。
ネットで制服をレンタルできるんだよ。」
嬉々として、教えてくれる。
「へー、そんなことできるんだ。」
私の棒読みのセリフにも、制服に夢中の潤くんは気づかない。
きっと似たものをネットで探したんじゃないかと思う。
パソコンモニターにかぶりつく潤くんを想像してしまった。
しみじみと嬉しそうに私の顔と私が手に持っている制服を交互に見つめてくる。
「えーっと
レンタルっていうことは返さなくちゃ、ね。」
制服を潤くんの方に押し出しながら、
スクリーンに流れるドラマに戻ろうと視線を返す。
「お願い。
一度だけで良いから、着てもらえない?」
ソファーに座る私と画面の間に立ち、両手を合わせてくる。
「えー、やだよ。
もう私たち30代だよ!?」
「1回だけだから。ね。」
潤くんに真剣な顔をして拝み倒される。
「いやいやいやいやいや。」
やばい、このパターンはやばい。
普段お願いするのは私の方ばかり。
お願いされたら、イエスと言うしかないじゃない。
「1回だけだからね。」
なんだかんだと、潤くんのお願いには弱い。
リビングの隣の寝室へと押し込まれた。