君と未完成を綴って。

序詞⑶ 美少年


きらきらきら〜っとエフェクトがかかった美少年が、私の目の前にっ……。

二時間目、学活。

まずはクラスメイトで仲良くなりましょ〜と、とりあえず班内で自己紹介。

隣の席の美少年はもちろん同じ班で。


「瀬川 未影です。勉強はそんなに。冬と寝るのが好き。よろしくお願いします」


こっ、この男の子が瀬川『くん』だったんだ!

ちょっと遅刻して来たみたい。

寝坊とかかなぁ。

だから始業式の前に見なかったんだ。

きらきらした瀬川くんの顔を盗み見る。

……綺麗な顔〜……。

目元は二重、まつ毛が長くて……ヒーローの目って最近はどっちが人気なんだろう。

二重か一重か……。

それによって描写も変わってくるよなぁ。

そのとき、とんとんっと肩を叩かれた。


「詩語さん、次。……大丈夫?」

「うぁいっ、はい!」


瀬川くんに言われて、ハッと意識を戻す。

いつのまに順番来てたのっ。

変な声が出ちゃって、みんなにくすっと笑われた。

恥ずかしいよぉ……。

仕切り直しで、慌てて口を開く。


「はいっ。えっと、詩語 綴です! 国語が得意で、小説を読んだり書いたりするのが好きです。よろしくお願いします!」


他の三人に小さくぱちぱちと拍手をされる。

その中、瀬川くんだけは私を見つめていた。

なっ、なんでしょうか……。


「……小説、書くの?」

「えっ? う、うん」

「そうなんだ」


短い会話の後、またにこっと笑顔を向けられた。

ゔっ、まだ免疫が……!

というか、それ何の笑顔!?

*ーーー*
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