親が再婚したけど、どうやら義兄弟が八人いるらしい
②
「まずは、この部屋の掃除なんだけど、これは、僕と亮ニと巽三でするね、あっ、でも、本が重たいから、できたら六月も手伝って欲しいかも」
「おう」
六月が短く返事をした。声のトーンが少し楽しそうだ。もしかすると、六月も義妹ができることは満更でもないのかもしれない。
「あとは、どこを掃除した方がいいと思う?」
すると、七音が手を挙げた。
「俺的には、洗面所とお風呂をきれいにした方がいいと思う。この家には男用のものしかないし」
「それなら、どこかのお風呂を専用にした方がいいんじゃない?その方が安心でしょ、俺たち男だし」
亮ニ兄ちゃんが続けた。
「じゃあ、二階のお風呂を専用風呂としよう。これの掃除は七音とこっちにいても使い物にならないから、四季にお願いしようかな」
「使い物にならないって!かずにぃが捨てるからでしょ!?まあ、わかったよ…」
「あとは、圭五と晴八だね、二人はそれ以外の場所を担当してもらえるかな?」
「わかった」
「うん!」
「よし、じゃあ、始めるよ」
一翔兄ちゃんがそう言うと、みんなはそれぞれの持ち場に向かった。
「晴八、とりあえず、玄関の掃除をしよう。最初に入るのは玄関だからな、玄関が汚いと、それだけで嫌になるだろう」
それから、整理整頓をして掃除をしていたら、三時間ほどがあっという間に過ぎ去っていった。
「よし、晴八、こっちは結構片付いたね」
「うん!疲れたー」
「少し休憩してな、俺、兄ちゃんたちのところ見てくるから」
そう言って、俺は戦場である二階へと足を運んだ。
まずは、階段を上ってすぐのところにあるお風呂場からだ。
「四季兄ちゃんー?調子はどうだ」
中に入って辺りを見渡すと、そこにはホテルのようにシャンプーから何の用途で使うのかわからないものまでズラーっと並んでいた。
「これ、買いに行ったのか?」
「うん、さっきりょうにぃに車を出してもらったんだー」
ニコニコしながら四季が答えている。
「でも、多すぎやしないか、流石にこの量は…」
「わかってないね、圭五兄さん。これは髪を洗浄する用、これは髪を保湿する用、これは…」
七音の美容知識が止まらない。七音は読者モデルをしているだけあって、八人の中で一番美容にはうるさいのだ。
「あー、わかった、わかった。ありがとな」
「ちょっと!圭五兄さん、話は終わってないってば!」
そう後ろから叫んでいる七音の声が聞こえるが、俺はそれを無視した。あの話をまともに聞こうとすると、数十分は拘束されることとなるだろう。俺に今そんな時間はない。
それは置いといて、あいつら、あれだけ買うのにいくら使ったんだ…嫌な予感がするが、まあ、七音はそれなりにお金を持っているから気にしなくていいだろう。そう思いながら、次は一翔兄ちゃんのもとに向かった。
「おう」
六月が短く返事をした。声のトーンが少し楽しそうだ。もしかすると、六月も義妹ができることは満更でもないのかもしれない。
「あとは、どこを掃除した方がいいと思う?」
すると、七音が手を挙げた。
「俺的には、洗面所とお風呂をきれいにした方がいいと思う。この家には男用のものしかないし」
「それなら、どこかのお風呂を専用にした方がいいんじゃない?その方が安心でしょ、俺たち男だし」
亮ニ兄ちゃんが続けた。
「じゃあ、二階のお風呂を専用風呂としよう。これの掃除は七音とこっちにいても使い物にならないから、四季にお願いしようかな」
「使い物にならないって!かずにぃが捨てるからでしょ!?まあ、わかったよ…」
「あとは、圭五と晴八だね、二人はそれ以外の場所を担当してもらえるかな?」
「わかった」
「うん!」
「よし、じゃあ、始めるよ」
一翔兄ちゃんがそう言うと、みんなはそれぞれの持ち場に向かった。
「晴八、とりあえず、玄関の掃除をしよう。最初に入るのは玄関だからな、玄関が汚いと、それだけで嫌になるだろう」
それから、整理整頓をして掃除をしていたら、三時間ほどがあっという間に過ぎ去っていった。
「よし、晴八、こっちは結構片付いたね」
「うん!疲れたー」
「少し休憩してな、俺、兄ちゃんたちのところ見てくるから」
そう言って、俺は戦場である二階へと足を運んだ。
まずは、階段を上ってすぐのところにあるお風呂場からだ。
「四季兄ちゃんー?調子はどうだ」
中に入って辺りを見渡すと、そこにはホテルのようにシャンプーから何の用途で使うのかわからないものまでズラーっと並んでいた。
「これ、買いに行ったのか?」
「うん、さっきりょうにぃに車を出してもらったんだー」
ニコニコしながら四季が答えている。
「でも、多すぎやしないか、流石にこの量は…」
「わかってないね、圭五兄さん。これは髪を洗浄する用、これは髪を保湿する用、これは…」
七音の美容知識が止まらない。七音は読者モデルをしているだけあって、八人の中で一番美容にはうるさいのだ。
「あー、わかった、わかった。ありがとな」
「ちょっと!圭五兄さん、話は終わってないってば!」
そう後ろから叫んでいる七音の声が聞こえるが、俺はそれを無視した。あの話をまともに聞こうとすると、数十分は拘束されることとなるだろう。俺に今そんな時間はない。
それは置いといて、あいつら、あれだけ買うのにいくら使ったんだ…嫌な予感がするが、まあ、七音はそれなりにお金を持っているから気にしなくていいだろう。そう思いながら、次は一翔兄ちゃんのもとに向かった。