親が再婚したけど、どうやら義兄弟が八人いるらしい
凛ちゃんが家にやってきた side晴ハ ①
「なぁ、一翔兄ちゃん」
圭五にぃが神妙な顔をしてリビングに入ってきた。圭五にぃはさっき、ボクの新しい義妹である凛ちゃんを部屋に迎えに行っていたのだ。
「どうしたの?圭五、凛ちゃんは?」
「凛ちゃんなんだけど、部屋をどれだけノックしても出てこないからちょっと覗いてみたんだけど、ベッドで寝てるんだよな」
「あぁ、寝ちゃったんだ、疲れてたしね」
二人の話によるとどうやら、凛ちゃんは寝ちゃってるらしい。初めて凛ちゃんと会うと思っていたため、高まっていた鼓動が収まる。今から、自己紹介をしてみんなで部屋を紹介するつもりだったのだ。
「すること、なくなっちゃったねー」
四季にぃが言った。みんなで何をしようかと考えていると、玄関の方で音が鳴った。しばらくして、父さんと緑さんがリビングに入ってきた。
「ただいまー」
父さんの声が響く。すると、一翔にぃが待ってましたという顔で父さんに詰め寄った。
「父さん?どういうことかな、凛ちゃん知らなかったんだけど」
「それは、ごめんね」
「もう!僕、不審者だって思われてたんだからね!?」
不審者だと思われてたというのは初めて聞いた話だったので、思わず笑ってしまった。一翔にぃは体も大きくて、真顔だと少し圧も感じるので、不審者と思われても無理もない。
「晴八!笑ったな!」
一翔にぃがボクのことを睨んでくる。
「それで、凛ちゃんは今どこに?」
「凛ちゃんは疲れて寝ちゃったよ。誰かさんが僕たちのことを伝えてなかったから、緑さんも、反省して!」
「ごめんなさいね」
緑さんがふふと笑った。これ、完全に一翔にぃ面白がられているでしょ。
「ボクたち、今から凛ちゃんに自己紹介しようと思ってたの、でも寝ちゃったからすることなくて…」
「それなら、今から歓迎会の準備でもする?僕ケーキ買ってきたし」
「歓迎会?うん…いいねそれ!」
歓迎会!凛ちゃんに喜んでもらえるチャンスだと思うと、なんだかとても楽しく感じた。みんなも、そう感じたのか、歓迎会でしたいことについてそれぞれ提案し出した。
一翔にぃはサプライズで驚かせること、亮ニにぃは今からクラッカーで起こしに行くこと。サプライズはサプライズでも、こんなサプライズはいらない、と総批判を食らって、却下となった。
巽三にぃは名前がこんがらがると思うから、名札をつけること、四季にぃはみんなで物語の読み聞かせを凛ちゃんにするということ。これも、凛ちゃんを何歳だと思ってるのかということで却下された。
圭五にぃは部屋の案内をすること、六月にぃはステーキを出すということ。これに関しても、ただ六月にぃが食べたいだけではと思ったが、口には出さずに心の中に留めておくことにした。
そしてボクと七音にぃは部屋の飾り付けをとびきり可愛くしたいということだ。
やりたいことが決まり、ボクは七音にぃと一緒に飾り付けを作り出した。凛ちゃんがいつ起きてくるかはわからないから、短時間でできる簡素なものだ。
「見て!七音にぃ、完成した!」
これで、飾り付けはバッチリだ。そして、みんなで凛ちゃんが起きてきたときの行動について作戦を立てた。
作戦はまず、圭五にぃが案内の続きと言って、凛ちゃんをリビングの外に連れ出す。そして、その間に飾り付けをして、サプライズという作戦だ。これなら、わちゃわちゃしている八人でも失敗しないだろう。
そうして、凛ちゃんが起きてくるまで、八人のサプライズ作戦の準備が進められた。
圭五にぃが神妙な顔をしてリビングに入ってきた。圭五にぃはさっき、ボクの新しい義妹である凛ちゃんを部屋に迎えに行っていたのだ。
「どうしたの?圭五、凛ちゃんは?」
「凛ちゃんなんだけど、部屋をどれだけノックしても出てこないからちょっと覗いてみたんだけど、ベッドで寝てるんだよな」
「あぁ、寝ちゃったんだ、疲れてたしね」
二人の話によるとどうやら、凛ちゃんは寝ちゃってるらしい。初めて凛ちゃんと会うと思っていたため、高まっていた鼓動が収まる。今から、自己紹介をしてみんなで部屋を紹介するつもりだったのだ。
「すること、なくなっちゃったねー」
四季にぃが言った。みんなで何をしようかと考えていると、玄関の方で音が鳴った。しばらくして、父さんと緑さんがリビングに入ってきた。
「ただいまー」
父さんの声が響く。すると、一翔にぃが待ってましたという顔で父さんに詰め寄った。
「父さん?どういうことかな、凛ちゃん知らなかったんだけど」
「それは、ごめんね」
「もう!僕、不審者だって思われてたんだからね!?」
不審者だと思われてたというのは初めて聞いた話だったので、思わず笑ってしまった。一翔にぃは体も大きくて、真顔だと少し圧も感じるので、不審者と思われても無理もない。
「晴八!笑ったな!」
一翔にぃがボクのことを睨んでくる。
「それで、凛ちゃんは今どこに?」
「凛ちゃんは疲れて寝ちゃったよ。誰かさんが僕たちのことを伝えてなかったから、緑さんも、反省して!」
「ごめんなさいね」
緑さんがふふと笑った。これ、完全に一翔にぃ面白がられているでしょ。
「ボクたち、今から凛ちゃんに自己紹介しようと思ってたの、でも寝ちゃったからすることなくて…」
「それなら、今から歓迎会の準備でもする?僕ケーキ買ってきたし」
「歓迎会?うん…いいねそれ!」
歓迎会!凛ちゃんに喜んでもらえるチャンスだと思うと、なんだかとても楽しく感じた。みんなも、そう感じたのか、歓迎会でしたいことについてそれぞれ提案し出した。
一翔にぃはサプライズで驚かせること、亮ニにぃは今からクラッカーで起こしに行くこと。サプライズはサプライズでも、こんなサプライズはいらない、と総批判を食らって、却下となった。
巽三にぃは名前がこんがらがると思うから、名札をつけること、四季にぃはみんなで物語の読み聞かせを凛ちゃんにするということ。これも、凛ちゃんを何歳だと思ってるのかということで却下された。
圭五にぃは部屋の案内をすること、六月にぃはステーキを出すということ。これに関しても、ただ六月にぃが食べたいだけではと思ったが、口には出さずに心の中に留めておくことにした。
そしてボクと七音にぃは部屋の飾り付けをとびきり可愛くしたいということだ。
やりたいことが決まり、ボクは七音にぃと一緒に飾り付けを作り出した。凛ちゃんがいつ起きてくるかはわからないから、短時間でできる簡素なものだ。
「見て!七音にぃ、完成した!」
これで、飾り付けはバッチリだ。そして、みんなで凛ちゃんが起きてきたときの行動について作戦を立てた。
作戦はまず、圭五にぃが案内の続きと言って、凛ちゃんをリビングの外に連れ出す。そして、その間に飾り付けをして、サプライズという作戦だ。これなら、わちゃわちゃしている八人でも失敗しないだろう。
そうして、凛ちゃんが起きてくるまで、八人のサプライズ作戦の準備が進められた。