親が再婚したけど、どうやら義兄弟が八人いるらしい
②
凛ちゃんが起きてきて、歓迎会が終わった。凛ちゃんともっと話したくて、凛ちゃんを部屋に誘ったら、一翔にぃに怒られ、リビングで七音ゆっくりしていたときだった。
二階からさっき寝ると言って二階に上がって行った巽三にぃが六月にぃを引っ張って降りてきた。
「一翔兄さん!」
珍しく巽三にぃが荒ぶっている。巽三にぃが荒ぶるのは研究論文の提出間近なときだけなのにどうしたんだろう。
「どうしたの?そんなに慌てて巽三」
「こいつ、り、凛ちゃんのこと、廊下で半裸で押し倒してて」
巽三にぃも内心パニックだったのか、口が回っていなかった。
「えーっと?落ち着いて巽三」
「だぁから!こいつ、凛ちゃんのお風呂に入ってたの!」
空気の温度が数度下がった気がした。
「…え?」
「その上、半裸のまま出てきて、凛ちゃん押し倒してて」
一瞬で一翔にぃの顔が般若のような顔になった。
「六月ぃ?」
「いや…忘れてて、でも押し倒してはない」
「関係ないよ!?あれほど凛ちゃん専用だって話したでしょ!もう、そこに正座して!」
一翔にぃの後ろで亮二にぃと四季にぃが「そうだそうだ!」と笑いながら煽っている。
「あと、押し倒してたって何!?凛ちゃんに触ったの?」
「いや、それは…」
「触ったんだね!?この暴漢!」
一翔にぃが六月にぃに反論させる余地もないくらいマシンガントークで続ける。一人で「明日朝起きて家出て行くって言われちゃわないかな…」とグルグルしている。亮二にぃと四季にぃはまだゲラゲラと笑っており、巽三にぃは頭を抱えている。圭五にぃと七音に至っては六月のことを虫以下を見るような目で見ていた。
「ちげぇって!いや、違くはないけど、あいつが転びそうになってたから、支えただけで」
「でも、半裸で出てきたむつにびっくりして転んじゃったんでしょー」
「それはそうだが…」
「じゃあ、むつが悪いじゃんー」
そんな四季に向かって圭五にぃがボソッと言った。
「でも、四季兄ちゃんも、車にお菓子のゴミを捨ててたのをバレて怒られてたよな」
「それは…そうだけど」
四季にぃが気まずそうな顔をした。すると、一翔にぃが今日だけで二つも粗相を…とよりグルグルし出した。
とりあえず、一翔にぃが再起不能になる前にフォローを入れておこう。
「まぁ、一翔にぃ、凛ちゃん優しいから大丈夫だよ」
これは、今晩は長い長い反省会が始まるかもしれない。巽三にぃに関してはすでに再犯対策をまとめようとしている。明日の朝、凛ちゃんに嫌われていないことを信じて、ボクは一翔にぃを慰め続けた。
二階からさっき寝ると言って二階に上がって行った巽三にぃが六月にぃを引っ張って降りてきた。
「一翔兄さん!」
珍しく巽三にぃが荒ぶっている。巽三にぃが荒ぶるのは研究論文の提出間近なときだけなのにどうしたんだろう。
「どうしたの?そんなに慌てて巽三」
「こいつ、り、凛ちゃんのこと、廊下で半裸で押し倒してて」
巽三にぃも内心パニックだったのか、口が回っていなかった。
「えーっと?落ち着いて巽三」
「だぁから!こいつ、凛ちゃんのお風呂に入ってたの!」
空気の温度が数度下がった気がした。
「…え?」
「その上、半裸のまま出てきて、凛ちゃん押し倒してて」
一瞬で一翔にぃの顔が般若のような顔になった。
「六月ぃ?」
「いや…忘れてて、でも押し倒してはない」
「関係ないよ!?あれほど凛ちゃん専用だって話したでしょ!もう、そこに正座して!」
一翔にぃの後ろで亮二にぃと四季にぃが「そうだそうだ!」と笑いながら煽っている。
「あと、押し倒してたって何!?凛ちゃんに触ったの?」
「いや、それは…」
「触ったんだね!?この暴漢!」
一翔にぃが六月にぃに反論させる余地もないくらいマシンガントークで続ける。一人で「明日朝起きて家出て行くって言われちゃわないかな…」とグルグルしている。亮二にぃと四季にぃはまだゲラゲラと笑っており、巽三にぃは頭を抱えている。圭五にぃと七音に至っては六月のことを虫以下を見るような目で見ていた。
「ちげぇって!いや、違くはないけど、あいつが転びそうになってたから、支えただけで」
「でも、半裸で出てきたむつにびっくりして転んじゃったんでしょー」
「それはそうだが…」
「じゃあ、むつが悪いじゃんー」
そんな四季に向かって圭五にぃがボソッと言った。
「でも、四季兄ちゃんも、車にお菓子のゴミを捨ててたのをバレて怒られてたよな」
「それは…そうだけど」
四季にぃが気まずそうな顔をした。すると、一翔にぃが今日だけで二つも粗相を…とよりグルグルし出した。
とりあえず、一翔にぃが再起不能になる前にフォローを入れておこう。
「まぁ、一翔にぃ、凛ちゃん優しいから大丈夫だよ」
これは、今晩は長い長い反省会が始まるかもしれない。巽三にぃに関してはすでに再犯対策をまとめようとしている。明日の朝、凛ちゃんに嫌われていないことを信じて、ボクは一翔にぃを慰め続けた。