親が再婚したけど、どうやら義兄弟が八人いるらしい
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それから、すぐに高等部に戻ってきた。今の時間は五時半で、晴くんとの約束の時間までは、あと一時間ある。私は部活見学と題して、まず心ちゃんのいる手芸部を見るために家庭科室へと向かった。
家庭科室までの経路はお昼に教えてもらってたのでバッチリだ。到着し、ドアのガラスからそっと中を覗くと、心ちゃんが椅子に座り、集中して編み物をしているのが見えた。
すると、後ろからいきなりトントンと肩を叩かれた。
「わっ!」
「おっと、ごめんね、そんなに驚かせる気はなかったのだけど」
そこには黒髪ショートヘアの女の子が申し訳なさそうな顔をして立っていた。上履きの色からこの人が三年生であることがわかる。
「見学?入りなよ!」
そう言って、教室のドアを開いた。
「ようこそ、手芸部へ!」
「…あ!凛ちゃん、来てくれたんだ!」
心ちゃんが編み物をその場に置いてこちらの方へやってくる。
「部長!この子が今日転校してきた大物転校生です」
「あぁ、噂の…ほら、そこに座って!」
そう言われるがままに私は家庭科室の椅子に座った。
中を見回してみると、家庭科室なのでもちろん、料理道具も多いが、布や糸も揃っている。その中で、綺麗なブロンドの髪を二つにくくったお人形さんみたいな女の子がガタガタと目にも止まらぬ速さでミシンを使っていた。艷やかな白色のサテン生地がどんどんミシンの中に吸い込まれていく様子に目が離せない。
「すごいでしょ、あれがうちのエース」
運動部のような説明だ。でも、言っていることはわかる気がする。ミシンを進めていく手に戸惑いは一切見られない。するとミシンが止まり、糸切りバサミのパチンという音が響いた。
「…こんにちは」
それだけ言うと、お人形さんはまたミシンを稼働させた。
「とりあえず、紹介するね。私は部長の辻森美咲(つじもりみさき)で、副部長が心、それで、あのミシンしている子が姫沢彩芽(ひめさわあやめ)一年生だよ。私たちは放課後好きな時間に集まって、こうやってそれぞれの作品を制作してるって感じなんだ、やりたい日にやりたいだけするっていうのが部活のモットーです!」
「文化祭前は忙しくなるけど、それ以外は結構自由だよ?どうかな、凛ちゃん」
二人から熱烈な視線を感じる。まだ他の部活には行っていないが、この部活が年齢など関係なしに、過ごしやすい雰囲気の部活だということは今の数分でわかった。バイトばかりで部活に入っていないどころか、ちゃんとした友達もいなかった私には、このゆるい雰囲気がぴったりなのかもしれない。
「初心者なんですけど、大丈夫ですか?」
すると、二人は首が取れそうな勢いでぶんぶんと頷いた。
「じゃあ、とりあえずお試しで、よろしくお願いします」
私は、お試し入部として手芸部に入部してみることとなった。
家庭科室までの経路はお昼に教えてもらってたのでバッチリだ。到着し、ドアのガラスからそっと中を覗くと、心ちゃんが椅子に座り、集中して編み物をしているのが見えた。
すると、後ろからいきなりトントンと肩を叩かれた。
「わっ!」
「おっと、ごめんね、そんなに驚かせる気はなかったのだけど」
そこには黒髪ショートヘアの女の子が申し訳なさそうな顔をして立っていた。上履きの色からこの人が三年生であることがわかる。
「見学?入りなよ!」
そう言って、教室のドアを開いた。
「ようこそ、手芸部へ!」
「…あ!凛ちゃん、来てくれたんだ!」
心ちゃんが編み物をその場に置いてこちらの方へやってくる。
「部長!この子が今日転校してきた大物転校生です」
「あぁ、噂の…ほら、そこに座って!」
そう言われるがままに私は家庭科室の椅子に座った。
中を見回してみると、家庭科室なのでもちろん、料理道具も多いが、布や糸も揃っている。その中で、綺麗なブロンドの髪を二つにくくったお人形さんみたいな女の子がガタガタと目にも止まらぬ速さでミシンを使っていた。艷やかな白色のサテン生地がどんどんミシンの中に吸い込まれていく様子に目が離せない。
「すごいでしょ、あれがうちのエース」
運動部のような説明だ。でも、言っていることはわかる気がする。ミシンを進めていく手に戸惑いは一切見られない。するとミシンが止まり、糸切りバサミのパチンという音が響いた。
「…こんにちは」
それだけ言うと、お人形さんはまたミシンを稼働させた。
「とりあえず、紹介するね。私は部長の辻森美咲(つじもりみさき)で、副部長が心、それで、あのミシンしている子が姫沢彩芽(ひめさわあやめ)一年生だよ。私たちは放課後好きな時間に集まって、こうやってそれぞれの作品を制作してるって感じなんだ、やりたい日にやりたいだけするっていうのが部活のモットーです!」
「文化祭前は忙しくなるけど、それ以外は結構自由だよ?どうかな、凛ちゃん」
二人から熱烈な視線を感じる。まだ他の部活には行っていないが、この部活が年齢など関係なしに、過ごしやすい雰囲気の部活だということは今の数分でわかった。バイトばかりで部活に入っていないどころか、ちゃんとした友達もいなかった私には、このゆるい雰囲気がぴったりなのかもしれない。
「初心者なんですけど、大丈夫ですか?」
すると、二人は首が取れそうな勢いでぶんぶんと頷いた。
「じゃあ、とりあえずお試しで、よろしくお願いします」
私は、お試し入部として手芸部に入部してみることとなった。