親が再婚したけど、どうやら義兄弟が八人いるらしい
11
心ちゃんが何かを手にいっぱい抱えてきた。
「まずは何をしたいかを決めるんだけど、凛ちゃんは何がいい?私と部長は主に編み物、彩芽ちゃんは主に服飾をしているんだけど…これ見本!」
そう言って色々な手芸作品を見せてくれた。編み物から服、刺繍やレースまで色々ある。
「なら、編み物をしようかな」
実は密かに毛糸で何でもすぐに作ってしまう人に憧れていたのだ。老後おばあちゃんになったとき、暖炉のそばでセーターを編める人になりたい。
「じゃあ、編み物セットを渡すね!」
そう言うと心ちゃんは毛糸とかぎ針を持ってきた。
「まずは基本の鎖編みから!」
それから、鎖編みを始め、基本の編み方を心ちゃんに教えてもらった。心ちゃんは今、冬に向けてマフラーを編んでいるらしい。ちなみに部長もだ。2人の教え方がうまく、思ったより編み物に没頭してしまった。そのせいか、時間の進みに気づかず、あっと思って時計を見たときにはもうすでに一時間が経っていた。
「まずい!もう帰らないと」
私は急いで鞄に荷物を詰め込む。晴くんを待たせているかもしれない。
「ごめんなさい、今日待ち合わせしてて、もう帰ります!今日楽しかったです、ありがとうございました!」
そう言うと、二人は「バイバイ」と言って手を振ってくれた。彩芽ちゃんは作業に集中していたが、心なしか目が合ったような気がした。
私はもう一度三人にお礼を言うと、校門の方へ急ぎ足で駆け出した。校門に近づくと、校門の横に人影が見えた。晴くんだ、私は晴くんのもとにスピードを上げて走っていった。
「晴くん!ごめん、待ったよね?」
「凛ちゃん!待ってないよ、行こう!」
私が到着するやいなやニコッと笑ってくれた晴くんはやはり聖人だ。息を整えてから、二人で歩き出した。
「電車に乗るの?」
「ううん、バスだよー、最寄りの駅から家まで歩くとちょっと遠いんだ、それならもうバスで近くのバス停まで行こうっていう作戦なんだよ」
バス停は思っていたよりも近く、歩いて数分で着いた。
「次のバスは…五分後だね」
バスの予定表を見ると、一時間に十本ほど来るみたいだった。流石は都会だ。私が以前住んでいた街は田舎の方だったので、一本バスを乗り越すと待ち時間が大変なことになっていた。だが、これなら、好きな時間に学校を出ても待つことなく帰れそうだ。
「ねぇ、凛ちゃん、今日学校楽しかった?」
そう言って晴くんは首をかしげる。家で見る晴くんは他の七人と一緒にいることもあってか幼く見えているが、こうして一対一で隣に立つと、晴くんも立派な男の子なんだなということをしみじみと感じる。
「うん!あ、でも、みんなにそれぞれファンクラブがあるって聞いたときはびっくりしちゃったよー」
「あー、そうだよね、普通の学校にはない文化だろうし。一翔にぃのときからファンクラブはあるらしいけど、ボクとしては部活中のあれは止めてほしいんだよね、他のメンバーの迷惑になっている気がして」
晴くんがそう思うのも無理もない。晴くんが休憩に入ったあのとき、女子の勢いはスーパーのバーゲンセールを狙っている主婦よりも凄まじかった。あれが休憩の度にあるなら、晴くんだけでなく、メンバーも嫌になるだろう。
そうして互いに今日あったことについて話していると、目当てのバスが到着した。
「凛ちゃん、これだよ!」
二人でそのバスに乗り込み、揺られること数十分で家の近くのバス停まで着いた。この場所は私も知っているくらい家から近い場所だ。
それからまた、二人で話していると、すぐに家に着いた。
「まずは何をしたいかを決めるんだけど、凛ちゃんは何がいい?私と部長は主に編み物、彩芽ちゃんは主に服飾をしているんだけど…これ見本!」
そう言って色々な手芸作品を見せてくれた。編み物から服、刺繍やレースまで色々ある。
「なら、編み物をしようかな」
実は密かに毛糸で何でもすぐに作ってしまう人に憧れていたのだ。老後おばあちゃんになったとき、暖炉のそばでセーターを編める人になりたい。
「じゃあ、編み物セットを渡すね!」
そう言うと心ちゃんは毛糸とかぎ針を持ってきた。
「まずは基本の鎖編みから!」
それから、鎖編みを始め、基本の編み方を心ちゃんに教えてもらった。心ちゃんは今、冬に向けてマフラーを編んでいるらしい。ちなみに部長もだ。2人の教え方がうまく、思ったより編み物に没頭してしまった。そのせいか、時間の進みに気づかず、あっと思って時計を見たときにはもうすでに一時間が経っていた。
「まずい!もう帰らないと」
私は急いで鞄に荷物を詰め込む。晴くんを待たせているかもしれない。
「ごめんなさい、今日待ち合わせしてて、もう帰ります!今日楽しかったです、ありがとうございました!」
そう言うと、二人は「バイバイ」と言って手を振ってくれた。彩芽ちゃんは作業に集中していたが、心なしか目が合ったような気がした。
私はもう一度三人にお礼を言うと、校門の方へ急ぎ足で駆け出した。校門に近づくと、校門の横に人影が見えた。晴くんだ、私は晴くんのもとにスピードを上げて走っていった。
「晴くん!ごめん、待ったよね?」
「凛ちゃん!待ってないよ、行こう!」
私が到着するやいなやニコッと笑ってくれた晴くんはやはり聖人だ。息を整えてから、二人で歩き出した。
「電車に乗るの?」
「ううん、バスだよー、最寄りの駅から家まで歩くとちょっと遠いんだ、それならもうバスで近くのバス停まで行こうっていう作戦なんだよ」
バス停は思っていたよりも近く、歩いて数分で着いた。
「次のバスは…五分後だね」
バスの予定表を見ると、一時間に十本ほど来るみたいだった。流石は都会だ。私が以前住んでいた街は田舎の方だったので、一本バスを乗り越すと待ち時間が大変なことになっていた。だが、これなら、好きな時間に学校を出ても待つことなく帰れそうだ。
「ねぇ、凛ちゃん、今日学校楽しかった?」
そう言って晴くんは首をかしげる。家で見る晴くんは他の七人と一緒にいることもあってか幼く見えているが、こうして一対一で隣に立つと、晴くんも立派な男の子なんだなということをしみじみと感じる。
「うん!あ、でも、みんなにそれぞれファンクラブがあるって聞いたときはびっくりしちゃったよー」
「あー、そうだよね、普通の学校にはない文化だろうし。一翔にぃのときからファンクラブはあるらしいけど、ボクとしては部活中のあれは止めてほしいんだよね、他のメンバーの迷惑になっている気がして」
晴くんがそう思うのも無理もない。晴くんが休憩に入ったあのとき、女子の勢いはスーパーのバーゲンセールを狙っている主婦よりも凄まじかった。あれが休憩の度にあるなら、晴くんだけでなく、メンバーも嫌になるだろう。
そうして互いに今日あったことについて話していると、目当てのバスが到着した。
「凛ちゃん、これだよ!」
二人でそのバスに乗り込み、揺られること数十分で家の近くのバス停まで着いた。この場所は私も知っているくらい家から近い場所だ。
それからまた、二人で話していると、すぐに家に着いた。