親が再婚したけど、どうやら義兄弟が八人いるらしい
12
『ただいまー』
家に入ると、リビングに圭五お兄ちゃん、キッチンにお母さんの姿が見えた。
「おかえり、二人とも」
「まだ圭五にぃだけなの?」
「うん、部屋に四季はいると思うけどなー、あ、凛ちゃん学校どうだった?」
「楽しかったです、無事友達もできましたし」
「それならよかったじゃん!多分まだ誰も帰ってこないから、とりあえず制服着替えておいで」
そう言われて、私はそのまま自室に戻り、部屋着に着替えた。季節はもう夏の終盤だというのにまだまだ暑いので、Tシャツに短パンのラフな格好だ。着替えが終わり、することもないので、リビングに戻ってみると、圭五お兄ちゃんがソファーでテレビを見ていた。何を見ているんだろうとソファーの後ろからテレビを見ていると、振り向いた圭五お兄ちゃんが私を見るなり、目を目一杯に開いたまま固まった。
「…大丈夫ですか?」
「…あっ、ごめん、ぼーっとしてた。そっちこそ大丈夫?そんな薄着じゃ風邪引くよ?」
「いや、大丈夫だと思いますけど、まだ十分に暑いですし」
「それでも、それは…」
すると、圭五お兄ちゃんは少し考えるような仕草をしたかと思うと、いきなり「四季兄ちゃんに用事あったんだった」と言い、急ぎ足でリビングから出ていった。
私はそのままさっきまで圭五お兄ちゃんが座っていたソファーの上に座った。それから、数十分肌触りのいいソファーの上でゴロゴロしながら携帯を触っていた。すると、ちょうど帰ってきたであろう一翔さんがリビングに入ってきた。
「おかえりなさい」
「あぁ、ただいま、凛ちゃん…なんだその薄着は!?風邪引くから、これを着ていなさい」
そう言って一翔さんは持っていた大きめのカーディガンを私に渡した。
「大丈夫ですよ、まだ夏なので。さっき、圭五お兄ちゃんにも言われました」
「圭五にもか…圭五はどこに?」
「用事があるって言って四季さんのところに走っていきましたよ」
「そっか…ところでさ、その圭五お兄ちゃんって呼び方、圭五に指定されたの?」
「はい、圭五お兄ちゃんがどうしてもこの呼び方がいいというので」
「僕もその呼び方がいいなー…なんて」
一翔さんが気まずそうに頬を掻きながら言う。まさか、一翔さんもこの呼び方がいいという事実に驚愕してしまい、思考が止まってしまった。
「…一翔お兄ちゃんがいいってことですか?」
「そうなるね」
「わかりました、じゃあ、今度からこれで」
そう言うと、一翔さん…一翔お兄ちゃんはそれが正解だというように首を振って「ありがとう」とだけ言い残してリビングを後にした。
(圭五お兄ちゃんといい、一翔お兄ちゃんも嵐のように消えていったなぁ)
そう思いながら私はまた、ソファーに体を沈めた。
それから、亮二さんと巽三さん以外が帰ってきた。そして、集まったみんなで夕飯を食べ、お風呂に入ったころには今日一日の疲れからかもう眠気の限界が訪れていた。今日はよく眠れそうだと思いながら、私は目を閉じた。
家に入ると、リビングに圭五お兄ちゃん、キッチンにお母さんの姿が見えた。
「おかえり、二人とも」
「まだ圭五にぃだけなの?」
「うん、部屋に四季はいると思うけどなー、あ、凛ちゃん学校どうだった?」
「楽しかったです、無事友達もできましたし」
「それならよかったじゃん!多分まだ誰も帰ってこないから、とりあえず制服着替えておいで」
そう言われて、私はそのまま自室に戻り、部屋着に着替えた。季節はもう夏の終盤だというのにまだまだ暑いので、Tシャツに短パンのラフな格好だ。着替えが終わり、することもないので、リビングに戻ってみると、圭五お兄ちゃんがソファーでテレビを見ていた。何を見ているんだろうとソファーの後ろからテレビを見ていると、振り向いた圭五お兄ちゃんが私を見るなり、目を目一杯に開いたまま固まった。
「…大丈夫ですか?」
「…あっ、ごめん、ぼーっとしてた。そっちこそ大丈夫?そんな薄着じゃ風邪引くよ?」
「いや、大丈夫だと思いますけど、まだ十分に暑いですし」
「それでも、それは…」
すると、圭五お兄ちゃんは少し考えるような仕草をしたかと思うと、いきなり「四季兄ちゃんに用事あったんだった」と言い、急ぎ足でリビングから出ていった。
私はそのままさっきまで圭五お兄ちゃんが座っていたソファーの上に座った。それから、数十分肌触りのいいソファーの上でゴロゴロしながら携帯を触っていた。すると、ちょうど帰ってきたであろう一翔さんがリビングに入ってきた。
「おかえりなさい」
「あぁ、ただいま、凛ちゃん…なんだその薄着は!?風邪引くから、これを着ていなさい」
そう言って一翔さんは持っていた大きめのカーディガンを私に渡した。
「大丈夫ですよ、まだ夏なので。さっき、圭五お兄ちゃんにも言われました」
「圭五にもか…圭五はどこに?」
「用事があるって言って四季さんのところに走っていきましたよ」
「そっか…ところでさ、その圭五お兄ちゃんって呼び方、圭五に指定されたの?」
「はい、圭五お兄ちゃんがどうしてもこの呼び方がいいというので」
「僕もその呼び方がいいなー…なんて」
一翔さんが気まずそうに頬を掻きながら言う。まさか、一翔さんもこの呼び方がいいという事実に驚愕してしまい、思考が止まってしまった。
「…一翔お兄ちゃんがいいってことですか?」
「そうなるね」
「わかりました、じゃあ、今度からこれで」
そう言うと、一翔さん…一翔お兄ちゃんはそれが正解だというように首を振って「ありがとう」とだけ言い残してリビングを後にした。
(圭五お兄ちゃんといい、一翔お兄ちゃんも嵐のように消えていったなぁ)
そう思いながら私はまた、ソファーに体を沈めた。
それから、亮二さんと巽三さん以外が帰ってきた。そして、集まったみんなで夕飯を食べ、お風呂に入ったころには今日一日の疲れからかもう眠気の限界が訪れていた。今日はよく眠れそうだと思いながら、私は目を閉じた。