星降る夜に、きみと永遠の恋をした
「幽霊でも寝るんだね」


慣れた通学路で隣を歩く流星に小声で話しかけると、流星は一つ頷いた。


「眠気は感じないけど、寝ようとしたら寝れた。なんか変な感じだ」

「お腹も空かないんでしょ?」

「うん。腹減っても、どうせ食えねーしな」


人が聞けば切なくなるような内容も、流星はあっけらかんと言ってのける。


「流星ってあんまりご飯に興味ないよね」

「そうか?」

「だって、サッカーとかマンガに夢中でご飯食べ忘れることもあったじゃん。その後、思い出したようにものすごい量食べるところまでがセット」

「はは。確かにそれはよくやったかも」


徒歩15分の通学路のうち、初めの5分を過ぎたあたりから、流星の口数が減った。

学校に近付くにつれて、同じ制服姿の子が増えていく。

だけど誰も、うっすら透けた流星の姿に目を留めることはなく、変わらない日常が繰り広げられていた。

隣を歩く流星の様子を盗み見ると、わずかに微笑んだ流星がそこにいて、胸がぎゅうっと締め付けられた。


わたしよりもずっと友達が多い流星は、自分がいない光景をどう見ているんだろう。
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