星降る夜に、きみと永遠の恋をした
泣き崩れるわたしを落ち着けるように、たいちゃんがわたしの背中を優しくさすってくれる。

だけど、その手の大きさを感じて、かえって涙が止まらなくなった。


将来、流星もたいちゃんと同じくらい手が大きくなったはず。

たいちゃんみたいに今よりもっと背が高くなって、声だってたいちゃんみたいに低くなったはず。

そんな未来の流星には、もう会えなくなった。


『うざい! 流星にわたしの気持ちなんてわかんないよ……!』


流星と最後に交わした会話。

その時言った言葉を、わたしははっきりと覚えている。


怒っていたはずの流星は少しだけ傷ついた顔をして、だけどわたしも引くに引けなくて、そのまま距離ができてしまった。

ひどいことを言った自覚はあったのに、謝れないまま時間は過ぎて、一ヶ月が経った頃に流星がいなくなった。

乱暴に投げつけた言葉のナイフは、もう手の届かないところに行ってしまった。


大切で、いつも当たり前にそばにいて、いつの間にか特別になっていた幼なじみ。

流星がいつも見上げていた星たちは、雨雲に隠れて見えなかった。




☆




流星がいなくなった世界にも、当然のように朝が来る。
< 5 / 22 >

この作品をシェア

pagetop