星降る夜に、きみと永遠の恋をした
体育の授業の終わり、廊下でバカ騒ぎしていた流星に声をかけられた時のことを思い出す。

周りにいた他の子達の視線が気になって、わたしは返事もせずにそこから逃げた。


『昼間、なんで無視したんだよ』


夜になってうちにやってきた流星は、少し拗ねた口ぶりだった。


『べつに、無視してなんか……』

『嘘つけ。思いっきり顔逸らしたろ』


唇を尖らせた流星に、デコピンを一発お見舞いされた。


『グループったって、ほとんどは最近知り合ったなんだし、思い切って話しかければいいのにさー……』


一組のわたしと、六組の流星。

教室は一番遠かったけど、流星はわたしのことをとても気にかけてくれた。

男女の幼なじみの距離感は少しむずかしくて、高学年になる頃には周りの目が気になるようになった。

けれど、同じマンションのわたし達には、変わらない、わたし達しか知らないわたし達だけの時間があった。


「サッカー部、今日から練習再開だっけ」


不意に聞こえたサッカー部というワードに、わたしの意識は一気に現実に引き戻された。

流星と同じサッカー部の戸崎くんと、野球部の宮城くんが近くで話をしている。


「そうそう。雨でグランド使えないから、階段ダッシュとか筋トレメインだけど」
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