無自覚に胸キュンさせてくる御曹司が対処しにくい。
「ちょっと待って下さい!」

「なに?」

「煌也くんが部屋であなたを待っています! せめて事情を話すか連絡するかしないと心配すると思います!」

「この状況で自分じゃなくて煌也の心配かー。予想通りだねー」

「何を言っているんですか!?」

「俺、君たちみたいな人嫌いじゃないんだよね。むしろ可愛くて好き。でも、この世界に同じ人なんていないでしょ? だから、きっと君と煌也も似ているけど違うんだよ」

そして、目の前にいる冬我という名の人物はこう言い放った。






「だから、教えて。藤香ちゃんのこと。もっと知りたい」






そんな理解が追いつかない出来事を整理出来ないまま、私は煌也くんのマンションを連れ出された。
< 23 / 66 >

この作品をシェア

pagetop