無自覚に胸キュンさせてくる御曹司が対処しにくい。
episode3 強引、のちに
そのままマンションを飛び出して数分。
「そろそろ止まりませんか!?」
「止まったら煌也に連絡入れるでしょ?」
じゃあ貴方が連絡して下さい!と私が言い放つより先に、彼が話を続ける。
「煌也にはもう連絡してある。ただ君と会ったことは言ってないから、君から連絡を入れられると困るだけ」
「本当ですか?」
「うん、エレベーターの所で君に会う直前に」
「そうですか……」
一番気になっていたことが解決したので一瞬抵抗をやめてしまったが、すぐにこの人についていく義理がないことを思い出す。
「冬我さ……いやあの、どこまで行くんですか!?」
「なんで名前をちゃんと言い切らないの?」
「苗字を知らないので……」
煌也くんが「冬我」と呼んでいるのを知っているだけで、私はこの人の苗字も知らない。
「そろそろ止まりませんか!?」
「止まったら煌也に連絡入れるでしょ?」
じゃあ貴方が連絡して下さい!と私が言い放つより先に、彼が話を続ける。
「煌也にはもう連絡してある。ただ君と会ったことは言ってないから、君から連絡を入れられると困るだけ」
「本当ですか?」
「うん、エレベーターの所で君に会う直前に」
「そうですか……」
一番気になっていたことが解決したので一瞬抵抗をやめてしまったが、すぐにこの人についていく義理がないことを思い出す。
「冬我さ……いやあの、どこまで行くんですか!?」
「なんで名前をちゃんと言い切らないの?」
「苗字を知らないので……」
煌也くんが「冬我」と呼んでいるのを知っているだけで、私はこの人の苗字も知らない。