無自覚に胸キュンさせてくる御曹司が対処しにくい。
「にしても偉いね、藤香ちゃん。さっき俺がお会計しているの見た時、お財布出そうとしてやめたでしょ」
「私でも甘えた方が良い時くらい分かります。それに今は仕事ではないし、無理やり連れてきたのは冬我さんなので」
「あはは、案外ちゃんと言うね。安心した」
「冬我さんが今日訪れなかったら……」
煌也くんとの勉強会が中断しなかったと言おうとして、先ほどの出来事を思い出す。
煌也くんにソファに押し倒された記憶が蘇る。
冬我さんが来ようが来まいが、上手く対処出来なかっただろうからこれで良かったのかもしれない。
「藤香ちゃん?」
「なんですか?」
「いや、顔が赤いから。なに、煌也と良い感じだったの?」
冬我さんがイタズラっ子の顔のまま、楽しそうに私の顔を覗き込んでいる。
「からかわないで下さい!」
「からかってないよ。早く付き合えば良いのにって思っただけ」
「からかってるじゃないですか!」
「からかってないって。俺、煌也のものになってたら取らないし。今日みたいに俺が切り上げる余裕がある内に付き合っちゃえば良いのに」
冬我さんが私に一歩だけ近づいた。
「私でも甘えた方が良い時くらい分かります。それに今は仕事ではないし、無理やり連れてきたのは冬我さんなので」
「あはは、案外ちゃんと言うね。安心した」
「冬我さんが今日訪れなかったら……」
煌也くんとの勉強会が中断しなかったと言おうとして、先ほどの出来事を思い出す。
煌也くんにソファに押し倒された記憶が蘇る。
冬我さんが来ようが来まいが、上手く対処出来なかっただろうからこれで良かったのかもしれない。
「藤香ちゃん?」
「なんですか?」
「いや、顔が赤いから。なに、煌也と良い感じだったの?」
冬我さんがイタズラっ子の顔のまま、楽しそうに私の顔を覗き込んでいる。
「からかわないで下さい!」
「からかってないよ。早く付き合えば良いのにって思っただけ」
「からかってるじゃないですか!」
「からかってないって。俺、煌也のものになってたら取らないし。今日みたいに俺が切り上げる余裕がある内に付き合っちゃえば良いのに」
冬我さんが私に一歩だけ近づいた。