無自覚に胸キュンさせてくる御曹司が対処しにくい。
そして、煌也くんの頬に触れたまま告げる。






「煌也くん、私も前に煌也くんに『一緒にいると楽しい』って言われて救われたって言ったでしょ? 煌也くんと一緒にいると楽しいの。幼い頃も、再会した後も、ずっと」

「でも、緊張もする。煌也くんと同じで、私も大好きだから緊張する。それで安心もするの。自分でもそんなチグハグな感情の意味は分からないけど、煌也くんが大好きなことだけははっきりと分かる」






多分、私もいまボロボロと涙を溢している。

それでも、なんとか笑顔を作って伝えたかった。






「私も煌也くんが好き。大好き。煌也くんの隣は私がいい」







言い終わった瞬間、身体がぐっと引っ張られる。

すぐに煌也くんに抱きしめられていることに気づいた。

だから、腕にぎゅっと力を込めて抱きしめ返す。
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