未定

教室にもどると既に皆帰った後のようで誰1人いなかった。

「はぁ…」

シーンとする空間に私のため息がやけに響く。


「早く行かなきゃ、」


取り敢えず高木さんを待たせてはいけないので
机から鞄を手に取る。


ガラッ



「・・ムギ「小町です」


聞き慣れた相も変わらずの気だるげな声。
そんな声に被せて発した私。


教室に入ってきたのは、担任、山本。


「今帰り?」

「はい、さようなら、山本先生」


「おい!ちょっ!」


「さようなら」


何か言いたげな山本の声を無視して逃げるように
教室を出る


山本には悪いがめんどくさいことは、御免だ。



少し小走りで下駄箱までか蹴る


はぁはぁと息が多少上がったが


無事玄関まで辿り着くと、壁に背中をもたれかけ
携帯を弄っている高木さんが視界に入った


慌てて靴を履き替える


「すいません、お待たせしました」


「うぅん、俺も今来たとこ笑」


ニコット笑うと弄っていた携帯をポケットにしまう


「じゃー行こっか」

「はい」


< 10 / 13 >

この作品をシェア

pagetop