未定
朝降っていた雨は、見事に晴れ
濡れたアスファルトが太陽で熱を帯び
じんわりと汗が滲む
普段1人が当たり前の帰り道…隣で人の気配が
してるのが落ち着かない!
そわそわするぅ~
「小町さん、下の名前麦って言うんだね」
「はい!古風で恥ずかしい名前ですが…笑」
アハハっと、苦笑いを漏らす
「そうかな?可愛い名前だと思うけどなぁー」
「いゃいゃ、高木さんの名前の方が」
「雪なんて在り来たりだよ笑」
「綺麗な名前で私は、素敵だと思いますよ(笑)」
「そっか。ありがとう」
ちょっと、しつこい返しだと思ったが
高木さんは笑顔で対応してくれた
「小町さんは何か趣味とかある?」
「そうですね…読書、映画鑑賞、辺りですかね
あっ!呼び捨てで呼んで下さい!後輩なんで」
先輩なんだし呼び捨てで大丈夫なのに
結構律儀な人だなぁ
「そう?じゃーどうせだからさ!ムギって呼んでもいい??」
「はい!」
「もっと仲良くなりたいからさっ、俺の事も雪って呼んでよ」
まさかの名前の呼び!?
キラキラした瞳で此方を見つめる高木さんに
断りますなんて言える筈もなく
「でわ、雪先輩と呼ばして頂きます」
アハハ
「やったぁー。宜しくねムギ」
凄くトントン拍子に進んでいく会話に
雪先輩のコミニュケーション能力の高さを痛感する