ホテルオーナーの執着愛~地味でぽっちゃりな私にだけ甘すぎます~
真紀に言われ、そうかもしれないと頷いた。
彼にとってはそれほど大切な思い出なのだろう。
「どうして私は忘れてしまったんだろう。頭打って記憶喪失になったことあったっけ?」
夢美に「ないよ」と即答された。
「だよね」
もやもやした気持ちのまま伸びてしまったシメのうどんをすすり、室内ドアを見た。
「せめてヒントくらいくれてもいいのに」
聞かれても困らない。
むしろ彼に届け、という気持ちで声を大きくした。
鍋パーティーから数日が過ぎ――。
気がつくとスイートルームのようなゴージャスな寝室にいた。
ベットライトだけが灯されて薄暗く、クイーンサイズの大きなベッドが部屋の中央にドンと置かれている。
ここはどこかと不思議に思うこともなく、ベッドに腰かけた。
(いい座り心地。このベッドマット、どこの商品?)
ホテルマンとして興味が湧いて調べようとしたが、ふと体の異変に気づく。
(私って、こんなに痩せてた?)
ほっそりとした腕や足に、くびれのあるウエスト。スレンダーな体形に変身していて戸惑ったが、ダイエットしたのだと記憶にない理由をこじつけて納得した。
「お待たせ」
耳元にゾクッとするほど色気のある声がして肩を揺らした。
隣にはいつの間にか海崎が座っていて、ベッドに優しく押し倒された。
(待って、こういうのはまだ早いって!)
彼にとってはそれほど大切な思い出なのだろう。
「どうして私は忘れてしまったんだろう。頭打って記憶喪失になったことあったっけ?」
夢美に「ないよ」と即答された。
「だよね」
もやもやした気持ちのまま伸びてしまったシメのうどんをすすり、室内ドアを見た。
「せめてヒントくらいくれてもいいのに」
聞かれても困らない。
むしろ彼に届け、という気持ちで声を大きくした。
鍋パーティーから数日が過ぎ――。
気がつくとスイートルームのようなゴージャスな寝室にいた。
ベットライトだけが灯されて薄暗く、クイーンサイズの大きなベッドが部屋の中央にドンと置かれている。
ここはどこかと不思議に思うこともなく、ベッドに腰かけた。
(いい座り心地。このベッドマット、どこの商品?)
ホテルマンとして興味が湧いて調べようとしたが、ふと体の異変に気づく。
(私って、こんなに痩せてた?)
ほっそりとした腕や足に、くびれのあるウエスト。スレンダーな体形に変身していて戸惑ったが、ダイエットしたのだと記憶にない理由をこじつけて納得した。
「お待たせ」
耳元にゾクッとするほど色気のある声がして肩を揺らした。
隣にはいつの間にか海崎が座っていて、ベッドに優しく押し倒された。
(待って、こういうのはまだ早いって!)