ホテルオーナーの執着愛~地味でぽっちゃりな私にだけ甘すぎます~
「日本語力、三か月でめきめき上達してこっちが話した内容は結構理解できていたよね。でも、そんな長文を話せるほど上手じゃなかった気がするんだけど」
海崎にも覚えていない事実があったようだ。
一拍黙って記憶を探るような顔をしてから、「あっ」と呟いた。
「英語でプロポーズしたのかもしれない」
「きっとそうだよ。子供の頃の私、英語は話せないよ。将来の結婚の話をされているって、まったくわかってなかったと思う」
『また会える?』くらいのことを言われたと勘違いして、『もちろん』と答えたのが真相なのではないだろうか。
海崎が片手を額に当て、愕然としている。
「それじゃ、結婚の約束はなかったのか……?」
うなだれてしまった彼の手を取り、両手で握った。
「もう一度、ポロポーズして? 今度は日本語で」
頷いた海崎がソファを立ち、リビングボードの引き出しを開けている。
なにを出しているのだろうと思って見ていると、ふたつの白い小箱を手に戻ってきた。
(もしかして……)
鈴花の前にひざまずいた彼が、ひとつめの小箱の蓋を開けた。
大粒ダイヤが輝くプラチナリングに目を丸くする。
(指輪、用意してくれていたんだ)
鈴花の気持ちが彼に追いつくまで、渡すのは待っていてくれたのだろう。
きれいなアーモンドアイがまっすぐに見つめてくる。
「この手で鈴花を幸せにしたい。俺と結婚してくれ」
海崎にも覚えていない事実があったようだ。
一拍黙って記憶を探るような顔をしてから、「あっ」と呟いた。
「英語でプロポーズしたのかもしれない」
「きっとそうだよ。子供の頃の私、英語は話せないよ。将来の結婚の話をされているって、まったくわかってなかったと思う」
『また会える?』くらいのことを言われたと勘違いして、『もちろん』と答えたのが真相なのではないだろうか。
海崎が片手を額に当て、愕然としている。
「それじゃ、結婚の約束はなかったのか……?」
うなだれてしまった彼の手を取り、両手で握った。
「もう一度、ポロポーズして? 今度は日本語で」
頷いた海崎がソファを立ち、リビングボードの引き出しを開けている。
なにを出しているのだろうと思って見ていると、ふたつの白い小箱を手に戻ってきた。
(もしかして……)
鈴花の前にひざまずいた彼が、ひとつめの小箱の蓋を開けた。
大粒ダイヤが輝くプラチナリングに目を丸くする。
(指輪、用意してくれていたんだ)
鈴花の気持ちが彼に追いつくまで、渡すのは待っていてくれたのだろう。
きれいなアーモンドアイがまっすぐに見つめてくる。
「この手で鈴花を幸せにしたい。俺と結婚してくれ」