ホテルオーナーの執着愛~地味でぽっちゃりな私にだけ甘すぎます~
「気を使って嘘言わないで。最近、怖くて体重計に乗ってないけど、増えてそうな気がするの」

絶品手料理にお取り寄せグルメ、高台のレストランはすっかり常連で、海崎に餌付けされているせいである。

「言い直すよ。ずっと抱えていたいくらい愛しい重みだ」

下ろす気のなさそうな彼がリビング横の階段を軽快な足取りで上る。

前に少しだけ覗かせてもらった二階には書斎とウォークインクローゼットと、カーテンやベッドカバーが藍色で統一された寝室があった。

寝室へ入った彼に大きなベッドに下ろされた。

リモコン操作でカーテンが閉められると急に薄暗くなる。

「これでいい?」

(まだ結構、見えるけど)

恥ずかしさに自分の体を抱きしめながらも頷いた。

(婚姻届を出したのは先々月。これ以上待たせるのは……ううん、そんな理由じゃない。私もちゃんと譲の妻になりたいと思ってるから)

もう一度キスをして、ベッドに優しく押し倒された。

「可愛いよ」

服を脱がす間も彼は耳元で甘く囁く。

(可愛いって言ってくれるの、譲だけだよ)

彼の目に映る自分だけは本当に可愛いのだろうと信じられるから、嬉しくて照れくさい。

海崎も服を脱ぎすて、上半身の肌をさらした。

滑らかな小麦色の肌と無駄な脂肪のないたくましい筋肉の盛り上がりは、うっとりするほど美しくて色っぽい。

(私に色気がなくてごめんね)

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