ホテルオーナーの執着愛~地味でぽっちゃりな私にだけ甘すぎます~
急に現れたイケメンが助け船を出してくれたなんて、まるで恋愛ドラマのヒロインになったかのようだ。
恥ずかしさをごまかすために苦笑しながら昨日の出来事を打ち明けると、夢美が発狂した。
「すすす、素敵! その人こそ、鈴花の運命の人なんだよ。鈴花のシンデレラストーリーが始まったんだ。私、全力で応援するから!」
「いやいやいや。たぶんあの人、観光客だよ」
「連絡先、聞かなかったの?」
「聞かないよ。その気になってるみたいで恥ずかしいもの」
「えー……残念すぎる」
目に見えて夢美のテンションは下がったが、今度は真紀に聞かれる。
「本当に知らない人? うちに宿泊してるお客様かもしれないよ」
「違うと思います。びっくりするくらいの超絶イケメンだったので、出会っていたら覚えていると思うんですよね。うちのお客様なら特に」
フロントスタッフとして宿泊客の顔と名前は覚えようとする意識が働くので、それはない。
ふたりには期待させて申し訳ないが、二度と会うことはないだろう。
『勝手に他の男と婚約するなよ。俺と結婚する約束だろ?』
昨日の思わせぶりな台詞を思い出すと、鼓動が勝手に速まる。
(あれが本当なら……って妄想するくらいはいいよね。夢美じゃないけど。それにしてもあの人、バカにされてる女性を見かけるたびにお節介焼いてるのかな。本気にされたらどうするつもりなんだろう)
恥ずかしさをごまかすために苦笑しながら昨日の出来事を打ち明けると、夢美が発狂した。
「すすす、素敵! その人こそ、鈴花の運命の人なんだよ。鈴花のシンデレラストーリーが始まったんだ。私、全力で応援するから!」
「いやいやいや。たぶんあの人、観光客だよ」
「連絡先、聞かなかったの?」
「聞かないよ。その気になってるみたいで恥ずかしいもの」
「えー……残念すぎる」
目に見えて夢美のテンションは下がったが、今度は真紀に聞かれる。
「本当に知らない人? うちに宿泊してるお客様かもしれないよ」
「違うと思います。びっくりするくらいの超絶イケメンだったので、出会っていたら覚えていると思うんですよね。うちのお客様なら特に」
フロントスタッフとして宿泊客の顔と名前は覚えようとする意識が働くので、それはない。
ふたりには期待させて申し訳ないが、二度と会うことはないだろう。
『勝手に他の男と婚約するなよ。俺と結婚する約束だろ?』
昨日の思わせぶりな台詞を思い出すと、鼓動が勝手に速まる。
(あれが本当なら……って妄想するくらいはいいよね。夢美じゃないけど。それにしてもあの人、バカにされてる女性を見かけるたびにお節介焼いてるのかな。本気にされたらどうするつもりなんだろう)