ホテルオーナーの執着愛~地味でぽっちゃりな私にだけ甘すぎます~
「お金は貸さないよっていう返信は、夢美だよ。そこに書いてある通り、ご両親に東京に連れ戻されそうで焦っているみたい。私は隆矢を助ける気はないから心配しないでね」
「ああ」
海崎の眉間には軽く皺が寄っている。
まだなにか心配しているのだろうかとヒヤヒヤしていたが、携帯を返された。
「熊尾の事情はわかった。俺としては東京に戻ってほしいところだが、どうなるかな」
「う、うん。ちょっと気になるよね」
「ちなみにどこに勤めているんだ?」
「食品加工会社だよ。ここから東に五キロほどのところにある『里山フーズ』」
従業員数は三十人くらいの小さな会社で、主力商品はハムやベーコン、ウインナーソーセージだ。近くを通ると燻製のいい香りがする。
「里山フーズ? うちのホテルで取引していただろうか……」
独り言を呟く彼に、今度は鈴花が眉根を寄せた。
「なにかするつもり……?」
「なにかって?」
ニコッと作ったような笑みを浮かべた彼が、鈴花の頬に手を伸ばした。
男らしい指が輪郭をなぞるように滑り下り、顎をすくう。
「ほろ酔いの鈴花、色っぽいな」
(譲の方が色っぽいよ。そんな目で見られたら……)
蠱惑的な色を灯す麗しい瞳に、今にものぼせそうな顔の自分が映っている。
「鈴花は俺のものだよ」
「うん」
唇を奪われてゆっくりとソファに押し倒された。
「ああ」
海崎の眉間には軽く皺が寄っている。
まだなにか心配しているのだろうかとヒヤヒヤしていたが、携帯を返された。
「熊尾の事情はわかった。俺としては東京に戻ってほしいところだが、どうなるかな」
「う、うん。ちょっと気になるよね」
「ちなみにどこに勤めているんだ?」
「食品加工会社だよ。ここから東に五キロほどのところにある『里山フーズ』」
従業員数は三十人くらいの小さな会社で、主力商品はハムやベーコン、ウインナーソーセージだ。近くを通ると燻製のいい香りがする。
「里山フーズ? うちのホテルで取引していただろうか……」
独り言を呟く彼に、今度は鈴花が眉根を寄せた。
「なにかするつもり……?」
「なにかって?」
ニコッと作ったような笑みを浮かべた彼が、鈴花の頬に手を伸ばした。
男らしい指が輪郭をなぞるように滑り下り、顎をすくう。
「ほろ酔いの鈴花、色っぽいな」
(譲の方が色っぽいよ。そんな目で見られたら……)
蠱惑的な色を灯す麗しい瞳に、今にものぼせそうな顔の自分が映っている。
「鈴花は俺のものだよ」
「うん」
唇を奪われてゆっくりとソファに押し倒された。