ホテルオーナーの執着愛~地味でぽっちゃりな私にだけ甘すぎます~
出身地も性別もなにも記載はない。
(わかったことって?)
ひとつだけ、最近SNSを始めたばかりだというのはわかった。
最初の投稿は十日前の日付で、どこかの風景写真が載せられていた。
それ以外は幽霊が出たという投稿をするまで、誰かの投稿をひたすらリプライしているだけのようだ。
首を傾げると、神山が低い声で言う。
「アシェンというアカウントは、うちのホテルを中傷する目的で作ったものかもしれない」
驚いて目を見開いた。
「誰が、どうしてですか?」
「それはまだわからない。とにかくオーナーに相談してみるよ」
神山が海崎に電話をかけている。
近くからは、「そのようなご報告はこれまでにございません」と電話で答える真紀の声が聞こえた。
きっと本当に幽霊が出たのかという予約客からの問い合わせだろう。
いつもとは違う事務室の様子を見ながら、鈴花は言いようのない不安に襲われていた。
自宅に帰ってからも落ち着かない気分のまま寝る時間になる。
寝室に入ってベッドに腰かけ、彼のいない静けさに心細く感じた。
(神山さんと話してどうなったか聞きたいけど、仕事もあるだろうし邪魔しちゃいけないよね)
本音を言うと、ただ顔が見たかった。
諦めて寝ようと思い携帯のアラームをセットしていると、メッセージが届いた。
(譲だ!)
(わかったことって?)
ひとつだけ、最近SNSを始めたばかりだというのはわかった。
最初の投稿は十日前の日付で、どこかの風景写真が載せられていた。
それ以外は幽霊が出たという投稿をするまで、誰かの投稿をひたすらリプライしているだけのようだ。
首を傾げると、神山が低い声で言う。
「アシェンというアカウントは、うちのホテルを中傷する目的で作ったものかもしれない」
驚いて目を見開いた。
「誰が、どうしてですか?」
「それはまだわからない。とにかくオーナーに相談してみるよ」
神山が海崎に電話をかけている。
近くからは、「そのようなご報告はこれまでにございません」と電話で答える真紀の声が聞こえた。
きっと本当に幽霊が出たのかという予約客からの問い合わせだろう。
いつもとは違う事務室の様子を見ながら、鈴花は言いようのない不安に襲われていた。
自宅に帰ってからも落ち着かない気分のまま寝る時間になる。
寝室に入ってベッドに腰かけ、彼のいない静けさに心細く感じた。
(神山さんと話してどうなったか聞きたいけど、仕事もあるだろうし邪魔しちゃいけないよね)
本音を言うと、ただ顔が見たかった。
諦めて寝ようと思い携帯のアラームをセットしていると、メッセージが届いた。
(譲だ!)