ホテルオーナーの執着愛~地味でぽっちゃりな私にだけ甘すぎます~
鈴花とデートがしたくて、未解決のまま帰国したのではないかと疑ってしまった。

「ちゃんと解決させてきたよ。これを見て」

海崎がポケットから携帯を出し、アルマのSNSのアカウントを表示させた。

彼女の最新の投稿を見て、鈴花は驚きに目を丸くした。

「これって謝罪文!?」

英文の投稿には裏アカウントを使って幽霊騒ぎをでっち上げたことが正直に説明され、【大変申し訳ございません。深く反省し、二度と同じ過ちを繰り返さないことをここにお約束します】と書かれていた。

「本アカウントで謝罪してくれるなんて思ってなかったよ。どんな交渉したの?」

彼女の父親から叱ってもらおうとしたが、うまくいっていないような話しぶりだったのに。

すると海崎が思い出しただけで疲れると言いたげな顔で嘆息した。

「デュボワ氏に面会はできたが、アシェンは娘ではないと言い張って話にならなかった」

開示請求してアシェンの身元を明らかにすると言ったが、『お好きにどうぞ。疑いが晴れるからこちらとしてもありがたい』と強気に返されたらしい。

(娘がそんな卑劣なことをするわけないと本気で信じていたのかも)

父親としてのデュボワの気持ちを想像すると、気の毒で眉尻が下がった。

「長期戦を覚悟して開示請求から地道に始める相談を弁護士としていたんだ。そんな時、イギリスのザ・リンドン・ハートリーのオーナーから呼び出されて」

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