ホテルオーナーの執着愛~地味でぽっちゃりな私にだけ甘すぎます~
「香水の香りがきつい。そのまま勤務に入らず、顔を洗って着替えてからにしてくれ」
一瞬、思い直して室内に招き入れるつもりではないかとハラハラした。
(よかった……あれ? 私、なんでホッとしてるの?)
海崎の言動に胸が高鳴っても、かっこいい芸能人を目の前にしているような感覚に近くどこか現実感が足りない。
それが今、怜奈と彼の会話にハラハラしたことで、恋に向けて動き出した気配を感じる。
(私、海崎オーナーを好きになりかけてる? 出会って三日目なのに、そんなのアリ?)
イケメンに簡単になびいた自分に静かにショックを受けていると、海崎が鈴花に気づいた。
目が合った途端に彼の表情がパッと明るくなる。
「杏野さん」
(名字呼び。配慮してくれて助かります)
「はい」
「今日のシフトは十三時からだよな? 今は時間ある?」
「あります」
「よかった。話があるんだ。入ってくれ。今もらった差し入れを食べながら話そう」
(配慮があるのか、ないのか……)
すれ違いざまに怜奈に思いきり睨まれた。
なんであんたが私の差し入れを食べるのよと言われた気がして、首をすくめる。
(ライバル認定されたら、働きにくくなりそうで困る。うーん、でもそれはないか)
男性受けしないこの見た目なので、美人な怜奈にすれば恋敵に感じないだろう。
一瞬、思い直して室内に招き入れるつもりではないかとハラハラした。
(よかった……あれ? 私、なんでホッとしてるの?)
海崎の言動に胸が高鳴っても、かっこいい芸能人を目の前にしているような感覚に近くどこか現実感が足りない。
それが今、怜奈と彼の会話にハラハラしたことで、恋に向けて動き出した気配を感じる。
(私、海崎オーナーを好きになりかけてる? 出会って三日目なのに、そんなのアリ?)
イケメンに簡単になびいた自分に静かにショックを受けていると、海崎が鈴花に気づいた。
目が合った途端に彼の表情がパッと明るくなる。
「杏野さん」
(名字呼び。配慮してくれて助かります)
「はい」
「今日のシフトは十三時からだよな? 今は時間ある?」
「あります」
「よかった。話があるんだ。入ってくれ。今もらった差し入れを食べながら話そう」
(配慮があるのか、ないのか……)
すれ違いざまに怜奈に思いきり睨まれた。
なんであんたが私の差し入れを食べるのよと言われた気がして、首をすくめる。
(ライバル認定されたら、働きにくくなりそうで困る。うーん、でもそれはないか)
男性受けしないこの見た目なので、美人な怜奈にすれば恋敵に感じないだろう。