ホテルオーナーの執着愛~地味でぽっちゃりな私にだけ甘すぎます~
給与と税金の関係で、最低でもひとり事務員にも言わなければならないそうだ。
(話すならやっぱり真紀さんかな。気持ちとしては夢美にも言いたいけど、リアクションが心配で)
幼馴染のシンデレラストーリーに興奮して叫ばれ、他のスタッフにバレそうなのが怖かった。
(夢美はいったん保留にしておこう)
「ありがとうございます」
照れ笑いを浮かべながら神山と小声で話していると、加藤に声をかけられる。
「なにかおめでたいことがあったんですか?」
(聞こえてた!?)
慌てて言い訳を探す。
「ええと、私ね、夜食を控えめにしていて少し痩せたんだ。そのおめでとう、だよ」
加藤の視線が頭から爪先までを往復する。
どのあたりが痩せたのかと聞きたそうな顔をされ、この嘘には無理があったのを悟る。
「杏野さんにはいつもお世話になっていますし、僕からのお祝いにこれをどうぞ」
カウンター裏でポケットから出してこっそり渡してくれたのは、秋の新作、焼き芋味のチョコレートバー。
「ありがとう! これ、発売されたら絶対買おうと思ってたんだ。そこのコンビニで売ってたの? 美味しかったらまとめ買いしたい」
加藤に吹き出され、先ほどの言い訳の信ぴょう性がさらに下がったのに気づく。
顔を熱くし一緒に笑ってごまかそうとすると、意外なことを言われる。
(話すならやっぱり真紀さんかな。気持ちとしては夢美にも言いたいけど、リアクションが心配で)
幼馴染のシンデレラストーリーに興奮して叫ばれ、他のスタッフにバレそうなのが怖かった。
(夢美はいったん保留にしておこう)
「ありがとうございます」
照れ笑いを浮かべながら神山と小声で話していると、加藤に声をかけられる。
「なにかおめでたいことがあったんですか?」
(聞こえてた!?)
慌てて言い訳を探す。
「ええと、私ね、夜食を控えめにしていて少し痩せたんだ。そのおめでとう、だよ」
加藤の視線が頭から爪先までを往復する。
どのあたりが痩せたのかと聞きたそうな顔をされ、この嘘には無理があったのを悟る。
「杏野さんにはいつもお世話になっていますし、僕からのお祝いにこれをどうぞ」
カウンター裏でポケットから出してこっそり渡してくれたのは、秋の新作、焼き芋味のチョコレートバー。
「ありがとう! これ、発売されたら絶対買おうと思ってたんだ。そこのコンビニで売ってたの? 美味しかったらまとめ買いしたい」
加藤に吹き出され、先ほどの言い訳の信ぴょう性がさらに下がったのに気づく。
顔を熱くし一緒に笑ってごまかそうとすると、意外なことを言われる。