ホテルオーナーの執着愛~地味でぽっちゃりな私にだけ甘すぎます~
「夢美!?」
振り向くと目の玉が飛び出しそうな顔をした夢美が、コンビニの桃ゼリーを差し出すような格好で立っている。
こっそり近づいて冷たいゼリーを鈴花の頬にあて、驚かせるつもりだったのだろう。
その結果、結婚話を聞いてしまい逆に盛大に驚いた様子だ。
「ゆ、夢美。ずいぶん早かったね」
「自転車で行ったから――」
普通の受け答えに安心した直後、夢美が大きく息を吸いこんだのでこれはマズイと慌てて口を押えた。
「お願い、叫ばないで。みんなに知られたら働きにくくなって困る」
夢美が首を縦に振るのを見て、やっと手を離した。
そのあとは三人、ベンチに並んで座り、興奮気味の夢美に聞かれるがまますべてを話した。
「――というわけなんだ。他の人には秘密でお願い」
「うん。わかった。誰にも言わないよ」
指を組み合わせた夢美の目が輝いている。
頭の中では鈴花と海崎のラブストーリーが展開されていそうな気がした。
(誰にも言わなくても、夢美の態度でバレないかがちょっと心配)
取りあえず休憩時間がなくなる前に食べようと思い、ランチバッグから手作りの焼肉弁当を出した。
ひと口食べると、隣で真紀が冷静に言う。
「引っかかっていたことがあって。過去の知り合いってことは、夢美もオーナーを知ってるんじゃない?」
振り向くと目の玉が飛び出しそうな顔をした夢美が、コンビニの桃ゼリーを差し出すような格好で立っている。
こっそり近づいて冷たいゼリーを鈴花の頬にあて、驚かせるつもりだったのだろう。
その結果、結婚話を聞いてしまい逆に盛大に驚いた様子だ。
「ゆ、夢美。ずいぶん早かったね」
「自転車で行ったから――」
普通の受け答えに安心した直後、夢美が大きく息を吸いこんだのでこれはマズイと慌てて口を押えた。
「お願い、叫ばないで。みんなに知られたら働きにくくなって困る」
夢美が首を縦に振るのを見て、やっと手を離した。
そのあとは三人、ベンチに並んで座り、興奮気味の夢美に聞かれるがまますべてを話した。
「――というわけなんだ。他の人には秘密でお願い」
「うん。わかった。誰にも言わないよ」
指を組み合わせた夢美の目が輝いている。
頭の中では鈴花と海崎のラブストーリーが展開されていそうな気がした。
(誰にも言わなくても、夢美の態度でバレないかがちょっと心配)
取りあえず休憩時間がなくなる前に食べようと思い、ランチバッグから手作りの焼肉弁当を出した。
ひと口食べると、隣で真紀が冷静に言う。
「引っかかっていたことがあって。過去の知り合いってことは、夢美もオーナーを知ってるんじゃない?」