ホテルオーナーの執着愛~地味でぽっちゃりな私にだけ甘すぎます~
「えっ、どれのこと? どれも結構甘みが強いと思うけど」
「お饅頭じゃなくて、鈴花とオーナーの関係だよ。結婚したのに、今までとなにも変わらないじゃない。もっと濃厚なラブとかハプニングとかないの?」
文句と一緒に黒糖饅頭を口に押し込まれた。
(夢美の欲求を満たすためじゃないけど、話そうか)
飲み込んでから昨日の出来事を報告する。
「という感じで突然隣に引っ越して来られたんだ。室内ドアで繋げられて、目覚めたら隣で寝てるし、グイグイ来られて正直戸惑ってる。私としては――夢美、大丈夫?」
叫ばないように自分で口を押えた夢美が、大丈夫じゃないと首を横に振っている。
どうやら夢美が期待していた以上の展開だったらしい。
冷静な真紀も静かに驚いていた。
「オーナーは大胆だね。早く鈴花と本当の意味で夫婦になろうとしてるんだね。もういいんじゃない? 鈴花も結構好きになってるでしょ」
「好きなのかどうかをゆっくり考える時間が欲しいんです。こんな私がなにを言うって感じですけど」
海崎に会うたびに心臓を忙しく動かしているけれど、それは彼がイケメンすぎるからだ。
その時、通勤バッグの中で携帯電話が震えた。
取り出して確認すると、SNSアプリに届いた隆矢からのメッセージだった。
「諦めてくれたと思ってたのに」
思わずため息をつくと、「元彼?」と真紀に聞かれた。
「お饅頭じゃなくて、鈴花とオーナーの関係だよ。結婚したのに、今までとなにも変わらないじゃない。もっと濃厚なラブとかハプニングとかないの?」
文句と一緒に黒糖饅頭を口に押し込まれた。
(夢美の欲求を満たすためじゃないけど、話そうか)
飲み込んでから昨日の出来事を報告する。
「という感じで突然隣に引っ越して来られたんだ。室内ドアで繋げられて、目覚めたら隣で寝てるし、グイグイ来られて正直戸惑ってる。私としては――夢美、大丈夫?」
叫ばないように自分で口を押えた夢美が、大丈夫じゃないと首を横に振っている。
どうやら夢美が期待していた以上の展開だったらしい。
冷静な真紀も静かに驚いていた。
「オーナーは大胆だね。早く鈴花と本当の意味で夫婦になろうとしてるんだね。もういいんじゃない? 鈴花も結構好きになってるでしょ」
「好きなのかどうかをゆっくり考える時間が欲しいんです。こんな私がなにを言うって感じですけど」
海崎に会うたびに心臓を忙しく動かしているけれど、それは彼がイケメンすぎるからだ。
その時、通勤バッグの中で携帯電話が震えた。
取り出して確認すると、SNSアプリに届いた隆矢からのメッセージだった。
「諦めてくれたと思ってたのに」
思わずため息をつくと、「元彼?」と真紀に聞かれた。