赤い糸。


みんなそれぞれが

車に乗り込むと


キツキツ(笑)


わたしはとゆうと


素早く席をゲットし

のんびりと


助手席に乗ってた。



『みんな乗ったかぁー?』


『乗ったよぉー』


『じゃーねー』


『またねー』



......

......


『あ!小林乗ってないー』


『ホンマや!』


『なにしとーん

小林、どっか乗りいよ。』


『いや、俺、家引っ越して

逆方向やし

電車で帰るわ。』



『いやいや。

みんな、家バラバラなんやし

いいやん。

乗りぃ。』


『席...あいてないし...』


キョロキョロ。

確かに。

どこもキツキツ。


乗るとこないよなぁ。


ってわたしが
探してたとき


ゆきが


『助手席、あいと一緒に座りー

2人位座れるっしょ。』


って。


『えっ?』


って戸惑いながらも


酔っ払った
勢いで

『どうぞ。』


ってゆっちゃってるわたし。


小林も


『どうも。』


って隣に乗ってきちゃってるしー。




『じゃー。


帰りますかぁー!!!!』




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